E-BOMBERのアホアホブログ

アホなことであろうが何であろうが、わしは書きたいことを書く。ガンバレ○神タ○ガース!

わしの電子工学用語集(15)

 技術者や研究者が仲間と交わす会話の中で頻繁に使われる用語や符牒みたいな語も、工学的な意味が乏しくともこの用語集では採用する。今回の「アスペクト比」もその類やけども、この語を使う電子技術者はテレビ屋の他にはプロセス屋ぐらいやろか?


アスペクト比

aspect ratio

①一般に、構造物などの縦横比のこと。②テレビジョンや映画などの画面の縦横比のこと。過去に用いられた地上アナログ放送(日本のNTSC方式やその他の国々のPAL方式・SECAM方式)は縦横比3:4で、現在の地上デジタル放送では9:16となっている。

→アップコンバータ・ダウンコンバータ

(本文ここまで)

 わしがこの語をウェットエッチングによる半導体加工プロセスやっとったときにつこてたな。シリコンやガリウムヒ素とかをエッチ液(ホンマにエッチな響きや。せやさかい、わしは一人でエッチングすることを「ひとりエッチ」する言うとった)に浸してでけた溝の縦横比や、逆にエッチされ残った半導体の構造の縦横比のことをアスペクト比言うてた。次行こう次。


アセンブラ言語

assembler language, assembly language

 電子計算機に仕事をさせるためのプログラムを記述するのに用いるプログラム言語の一種。機械語と一対一対応し、また、一つの語で複数の機械語に変換するマクロ命令を使える場合があるのが特徴となっている。

[詳説]コンピュータが唯一理解できる言語は機械語マシン語)であるが、これは16進数の数字の羅列であり、プログラマがそれらを記憶して用いるには不向きである。そこで、プログラマが記憶しやすいアルファベット3文字(メモリックコード)を特定の機械語に一対一対応させるアセンブラ言語が開発された。アセンブラ言語は機械語に翻訳して用いるが、その翻訳に用いるプログラムをアセンブラと言う。また、マクロ命令が使用可能なアセンブラをマクロアセンブラと言う。
 コンピュータの機種が違えばアセンブラ言語も異なるのが通常であることから、使用するコンピュータの全機能を活用するためのプログラミングに適している。しかしながらその利便性は高級言語にはるかに及ばず、プログラマは機種間の互換性が確保されしかも英語の日常言語に近い高級言語を用いることの方が多い。

コンパイラコンパイル

(本文ここまで)

 わしが集積回路技術者として使い物にならんかったんは、プログラム言語の類が超ニガテやったからや。学部時代にも電算機言語の授業をキックしたし、卒論でも計算センターで悪戦苦闘したんを思い出す。でも、これからの電子技術者はシミュレーションもでけるようにならんとなかなかつこてもらわれへんやろし、なるべく早い時期からプログラム言語に親しんどくことが要求される。そのためには中等教育の電子計算機関連の授業をもっともっと充実さしやんとあかん。中学のうちからフローチャートを書けるようにしとかんと、高校行ってからベーシック始めんのも難しいやろう。