E-BOMBERのアホアホブログ

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わしの電子工学用語集(6)

 今回は「明るさ」ちゅう項目があるけども、これこそ「分かりやすさ」と「誤解の招きにくさ」とが試されるとこや思う。電気工学科の学生には「照明工学」でこれをきっちり修得する機会があるけども、電子や通信にはそれがあらへんからなおさら問題になる。「オプトエレクトロニクス」や「光工学(フォトニクス)」とかの講義ではほんの少し触れるだけで、すぐに光デバイス・レーザに話が移ってまうからな。

 これまで、普通の弱電屋やったら光のことなんかしらんでも大して問題にはならんかったが、我が国は光電子工学が世界で最も進んだ国でもあるし、光工学の応用範囲は拡大傾向にあるんやさかい、現在ではこれを疎かにしとったらあかんやろう。


明るさ

brightness


 明暗の度合いを示す尺度。「明るさ」には光源の明るさを表す「光度」、光源の発光面の単位面積当たりの明るさを表す「輝度」、光源を含む照明器具の実効的な明るさの指標となる「光束」、光の照射面の単位面積当たりの光束でその明るさを表す「照度」などがある。

[補説]天体の地球表面から見た明るさを表す等級(実視等級)は、光源の明るさや光源である天体から測定点までの距離などによって決まる値で、一方で距離に依存しない天体そのものの明るさを示すのが絶対等級である。

[詳説]明るさの大小の判定結果は、人間の目を含めた測定装置の周波数特性を示す感度(視感度)曲線に依存する。すなわち、人間の目にも黄色や黄緑色の光が特に明るく見えるなどの特徴のある視感度特性があるので、光度のSI基本単位のカンデラ(cd)も標準的な人間の目における視感度曲線のピーク値である周波数540THz(波長約556nm)の光を基準に定められている。

→輝度・光束・光度・照度

(本文ここまで)

 光度や光束についてはそれぞれの項目でさらに突っ込んだ記述をするつもりや。電気技術者でも光度と照度がごっちゃになったある人は多かろうから、そういう人達の再教育のためにも、でけるだけ分かりやすい記述をしやんとあかんやろう。甚だしきは、電流と電圧の違いをよう説明せん電子の学生(しかも「下の方」とはいえ東京六大学)かておんねんからの。