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わしの鉄道事情大研究・近鉄生駒・田原本線(1)

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 近鉄生駒線は京阪系の信貴生駒電鉄によって、利用者減と施設老朽化で廃線なった東信貴鋼索線信貴山下―信貴山)と共に敷設された路線や。一方の田原本線田原本鉄道(後の大和鉄道)によって造られた路線で、信貴生駒電鉄に合併されてから後に近鉄に併呑された。せやからこれら2路線は王寺駅田原本線新王寺駅)で分断されたみたいな恰好なったあるねん。これらがつながってくれたらそれなりに便利なるのに、これがなかなかつながってくれんねんな。

 本家の川島令三氏は田原本線について「新王寺・西田原本を統合しないと発展はない」としているが、正にその通りやろう。王寺と新王寺が統合されたら生駒線の価値かて向上するし、田原本と西田原本を統合したら、生駒から橿原神宮前までの直通運転がでける。それだけやったらあんまし大したことあれへんけども、生駒線を生駒から北上さして京阪交野線と直通運転したら、京都市北河内エリアと奈良北中部とが直結されるさかい、新しい需要が生まれるんやんけ。

 せやさかい、「王寺総合駅」と「田原本総合駅」を何としてでも実現さしたいんやが、近鉄の動きは見られへん。まず王寺の方をどないかせんと田原本も動かんと思うけども、その王寺が結構厄介な存在やねんな。

 王寺駅は82年の大和川氾濫で駅構内にある奈良電車区王寺派出所(現吹田総合車両所奈良支所王寺派出所)の電留線に停めとった電車60両が水没して、101系電車54両が廃車なる大損害を受けてんな。せやから、駅を電留線ごと立体化したいとこやけども、それには巨額の出費が伴うし、水害対策を施したら地上のままでもどないかなる場合もある。近鉄も立体化したら駅統合でけるんやろうけども、どうせやったらJRと共同で立体化した方が安上がりや。王寺は大和路観光の拠点であると共に奈良県の重要なターミナルやさかい、県を挙げての一大事業として王寺を大改造すべきやと思う。

 そうは言うても、JR西に王寺立体化への具体的な動向はあらへんし、このままやと分断状態がずっと続いてまうことになる。座して凋落を待つよりも、動いて可能性に賭けるべきではナイやろか?そうや、近鉄単独での立体化事業や。

 生駒線が4両編成やから、田原本線各駅もそれに合わして4両対応のためのホーム延伸をしやんといかんが、この2線が1本になれば、それを補えるだけの効果が挙がる思うど。ほんでから、王寺では生駒線列車の折り返しのために島式ホーム2面3線化して、将来の急行運転に備えた緩急接続も可能な構造にするねん。

 次回は、主に生駒線のダイヤと地上設備について書いてみる。(つづく)

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