E-BOMBERのアホアホブログ

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わしの鉄道事情大研究・近江鉄道(2)

 前回書いたように、近江鉄道近畿日本鉄道よりもその歴史は長い。せやさかい、わしは近江鉄道を「元祖近鉄」と呼び、近畿日本鉄道の方は「本家近鉄」と呼ぶ場合がある。何かどっかの寺みたいやなあ。もしか「総本家近鉄」まで出てきたら、これはもう和菓子屋の商標権争いみたいなってまうな。

 それはともかくとして、元祖近鉄には「本線」「八日市線」「多賀線」があるけども、この会社では本線米原-高宮間と多賀線は「彦根多賀大社線」のように、全線を4つの区間に分けて案内する方法を採ってる。この案内方法は決して運行実態を反映してる訳ではナイんが少々気になる。車内の案内放送とかを工夫して初めての乗客にも分かりやすうにすれば問題にはならん思うが。

 米原駅の平日時刻表によると、6-7時台は近江八幡行のみ、8-10時台は多賀大社行(一部は高宮で接続列車あり)と彦根行(彦根八日市行に接続)、昼間は貴生川行と行先がコロコロ変わる。これはもちろん輸送実態を反映したダイヤなんやろうけども、高宮で多賀線への接続が悪い時間帯があるなど、明らかに問題あるダイヤ構成や。乗務員運用や車両運用の都合があるんは理解するけども、高宮で30分も多賀線の接続待ちさせるんは改善すべきやろう。

 それに、支線区は支線区らしゅうに線内折り返し運転に徹した方が間違いは少ないから、多賀線直通は彦根からの送り込みや彦根引き上げ以外はのうてもエエんやなかろうか。多賀大社の大祭とかの多客時には米原または彦根からの直通列車もエエやろけどな。戦前までは交通の要衝にあったことから栄えた多賀大社も、今や普段は閑散とした近江国三宮なんが実態やからな。

 高宮は近年開けた琵琶湖線彦根に近く、多賀大社前も近江鉄道バス湖国バスで南彦根(一部は彦根行)に出れる微妙な位置にある。本線も多賀線も南彦根までは琵琶湖線を走った方がエエんやないかて思うぐらいやで。それか、琵琶湖線には複々線化構想があるんやから、彦根彦根口間を先に複々線化しといて、その外側線を近江鉄道の電車が走るようにするとかも考えれるな。そないなったら快速に限っては米原彦根間もJR線に乗り入れて、米原までの速達化を図ってもエエな。

 川島氏は八日市での接続待ち時間の長いことを問題視しておられるが、そないなる根本原因は列車の速度が遅いことや。彦根近江八幡琵琶湖線新快速電車と競合なやんてムチャやけども、1日数本の快速を走らせたなるようにしやんとあかんやろう。過去に米原で朝の東京行「ひかり」に接続する快速が運転されたことがあるそうやが、これが廃止なったんはやっぱし表定速度の低さやろう。全線複線化は非現実的やけども、彦根八日市間の部分複線化や構内配線改良を施して、米原八日市間快速(途中、彦根・高宮・豊郷・愛知川・八日市以遠各駅)を高速運転でけるようにしたい。

 高宮-愛知川は東海道新幹線と並行しとって線形もエエんやから、重軌条化とPCまくらぎの採用でかなりの高速運転が可能になるはずや。その代わりに沿線の見通しが悪なったんで、近江鉄道は旧国鉄から補償金を得て踏切を第1種(遮断機・警報機つき)にした経緯がある。

 豊郷いうたら例の「豊郷小学校」の最寄り駅やな。ここは女学生みたいな髪型した町長が校舎建て替えを強行しようとしたことや、その後取り壊しを免れて深夜アニメ「けいおん!」の聖地にされたことで有名な旧校舎があんねんな。近江鉄道は「けいおん!」の記念きっぷ売るとかしてるみたいやけど、もう放送終わってから5年以上なるし、これからは聖地参りの客もあんまし期待でけんやろう。

 八日市は歴史のある商業都市で、臨済宗永源寺派大本山永源寺の最寄り駅や。元祖近鉄沿線で最大規模の都市なんで、ここから彦根米原または近江八幡方面への輸送をどない考えるんかが会社として最重要事項になる。せやから、この駅での各線相互間の乗換時間をどないするかは二の次にならざるを得ん訳やな。

 次回は「万葉あかね線」と「水口・蒲生野線」やけど、この八日市での乗り継ぎ問題も考えてみたい。(つづく)

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