E-BOMBERのアホアホブログ

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わしの鉄道事情大研究・阪堺電軌(1)

 古い車両の運転台の後ろ側に「笑顔ふれあい チンチン電車」てホンマに書いたある阪堺電車は、関西では数少ない路面電車で、沿線では「チン電」で通る。

 歴史的には上町線を開業さした大阪馬車鉄道・平野線の阪南電気軌道・阪堺線を敷設した初代阪堺電気軌道南海鉄道に合併され、後に南海がこれら軌道部分を分社化した現在の阪堺電気軌道に至る訳やが、平野線は大阪市営地下鉄谷町線八尾南延伸開業に伴って廃線になり、宿院から大浜海岸までの支線も大阪湾がきちゃななってのうなった。

 つまり、現在残ったあるのんは阪堺線上町線だけで、上町線の住吉-住吉公園も今月中に廃線になることからも分かるように、乗降客数は全線で激減してしもたある。南海など大手私鉄も人口減少やモータリゼーションの普及とかで右肩下がりの状態にあるけど、80年代半ば頃よりも6-7割も減ったあるんやからえげつない。特に堺市区間の減少がハンパない状態なんで、運賃の一部を堺市が補助する形で全区間210円の運賃(大阪市内と堺市内の両方にまたがる区間は290円やけど、堺市が80円を補助)で乗れるようにして、どうにか乗客を得てる状態や。

 南海線高野線と同系列の会社やけど競合してるような関係にあるさかい、元々が厳しい経営環境やけれども、やっぱしなんちゅうたかて遅いんが不振の最大の原因やろう。そんでのうてもいらちが多い大阪人やから、乗って欲しかったらもっと速う走らんといかんし、せめて信号待ち時間を短うするぐらいのことはしやんとあかんわ。路面電車LRTは環境に優しい言うけれども、誰も乗らんかったら逆にエネルギーのムダ使いやぞ。

 急行運転しとうても追い抜き設備があらへんさかいそれはムリなんで、後は信号をどないかするしかナイ。電車専用信号が導入されてはおるがスピードアップの効果はあらへんのんで、電車が接近しとるときに青信号の時間を延長さすとか、ホームの位置を信号の手前から信号の渡った先に移転さすとかの工夫の余地はある。大阪は自転車利用人口が多いんで、サイクルトレインの試験運行してみんのも無意味ではあらへんやろう。

 その他にも、ターミナル駅の問題や堺市内の東西交通路線新設の問題もあるが、それを次回に書くことにしたい。(つづく)

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