E-BOMBERのアホアホブログ

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わしの鉄道事情大研究・泉北高速(3)

 泉北高速で中百舌鳥を除いて最も乗降客数の多い泉ケ丘の12時台(平日・土休日同じ)の上り中百舌鳥・難波方面の時刻表を時刻・種別・行先・記事の順に記すとこないなったある。

1200 各停・中百舌鳥(堺東まで先着)
1206 区急・難波
1218 準急・難波
1230 各停・難波(堺東まで先着)
1236 区急・難波
1248 準急・難波

区急と準急はいずれも難波まで先着し、中百舌鳥行きも終着駅で高野線各停に乗り継いで堺東まで先着するが、結局は堺東で後続の泉北線区急に追いつかれてまうんで、天下茶屋新今宮・難波への速達輸送には全然関われへんことになる。難波行き各停についても同様である。

 しかもこのダイヤの最大の問題点は、1200の中百舌鳥行きを逃したら、中百舌鳥から地下鉄に乗りたい客や三国ケ丘から阪和線乗りたい客が18分も待たされてまうことや。ライバル会社線に乗せんためやったら何でもやったるわいちゅう南海のその意気込みには恐れ入るが、こんなアホなことしとるから鉄道全体が客にソッポ向かれてまうんやないか。

 泉北線に対する「本線」である高野線は各停・急行系ともに15分ヘッドの運行をしとるさかい、「支線」の泉北も15分ヘッドで運転すんのが最も単純なダイヤ構成やけど、表定速度の違う区急と準急を走らしとるから15分の等時隔にならんし、毎時4本では輸送力が不足して立客が増えてまう問題もある。編成両数を増やしたかて乗客は偏って乗車する場合が多いんで、ラッシュ時以外に着席率向上にはあんまし効果があらへん。

 区急の設定で速達効果をアピールしたい気持ちも分からんではないが、それやったら区急4本体制にしたらいっちゃんスッキリするがな。でもそれやと全優等列車が起点の中百舌鳥通過になってまうから、区急を中百舌鳥停車させるか、準急を百舌鳥八幡通過さすかの種別改革が必要やな。

 準急と次の区急までの間の18分を埋める各停の発車時間を繰り上げ、中百舌鳥に急行停めたら難波までの速達が可能になる。せやけども、急行には林間田園都市以南の遠距離客が乗ってるんで南海としてもスピードダウンさせたないやろし、しかも2ドアの17m車体も使われるんで輸送力に問題がある。それやったら、高野線の区急と急行のダイヤを入れ替えたったらエエねん。わしは地下鉄からの乗り換え客のためにも中百舌鳥には急行も停めた方がエエ思うが、折衷案として区急のみも考えられる。これやと、とりあえず地下鉄接続問題は解決するし、難波行きの各停やったら阪和線の問題もクリアでける。

 結論としては、難波直通列車は全て準急に統一して15分等時間隔運転とし、その間に各停2本を埋めて高野線区急に接続させる毎時完全6本体制とするんが、最も現実的かつ利用者に優しいダイヤちゅうことになるやろう。区急を運転したいんやったら中百舌鳥通過はあかん。

 最後に、泉北高速の将来について書くことにしたい。(つづく)

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