E-BOMBERのアホアホブログ

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速報・中共崩壊への道(42)

 歴史のこと書いたんで、我が国と中朝の正史(主に勅命によって編まれた史書)のことについて少々調べてみた。

 中国の正史は周知の通り「史記」に始まり「明史」に終わる「二十四史」があり(中華民国国民政府が編んだ「清史」と中共編纂中の「清史」他を入れると「二十六史」)、朝鮮には「三国史記」「高麗史」がある(李朝時代の史書に「朝鮮王朝実録」いうのがあるらしいが、これは歴代王の列伝みたいなモンで、紀伝体史書はあらへんみたいや)。ただ、「高麗史」はその大半が現存せえへんらしく、そのエッセンシャル版とみられる「高麗史節要」を以って正史に代えるんが妥当や思われる。

 せやけど、韓国では檀君神話を間接的に否定する「三国史記」はその存在自体が邪魔で仕方ないらしく、これを忘却する方向が韓国学界の大勢らしい。その一方で、日本を貶めるんに都合がエエ場合とかに限って「三国史記」からつまみ食いするご都合主義が横行しとるそうやから、この一事のみでも韓国の吐かす歴史認識とやらはアホらしゅうて論評に値せんと断じることがでける。

 日本にも「日本書紀」から「日本三代実録」(「新国史」は未完)までの「六国史」いうのがあるが、つまり日本の正史は光孝天皇(位884-887)の代で事実上杜絶してしもたある。二代目水戸黄門光圀が編纂事業を始めたことで有名な「大日本史」いうのがあるけど、これは正史やナイ。明治期に始まったらしい「大日本史料」の編纂事業は今も続けられてるみたいやが、完成は何時のことになるやら。

 ところで、実は「大日本史料」に先立って「大日本編年史」が編纂に着手してたらしいが、その編纂に携わった久米邦武の筆禍事件(久米の論文「神道ハ祭天ノ古俗」が神道家に攻撃され、久米は自説を曲げなんだがこの論文を取り下げ、帝大教授分限免職に追い込まれた)の煽りで「編年史」編纂は中絶してしもた。これは単に学問の自由だけの問題ではなしに、日本が「万世一系」という世界に類例を見出し難い国体であるちゅう特殊な事情が国史編纂に影響を及ぼしてることが理解できる。新憲法に「学問の自由は保障される」と謳われてはおるが、実態はいかばかりやろうか?

 日本はさておいて、中韓に学問の自由なんぞある訳があるかィアホ。中共体制下でどないな「清史」が完成すんのか見ものやけど、「二十四史」の多くが史実を時の王朝によって歪められとるのとおんなしで、高いバイアス電圧が印加された代物になって出て来るんはまず間違いあらへんやろうよ。その事情は韓国についても一緒で、「独島(竹島)は日本のものではないか」とネットに書いた中学生がタイホされたり、国民が時の大統領を誹謗中傷しただけで訴追されるようなお国やから、「日帝朝鮮総督府)時代」を美化するような文言なんか絶対に許されんような環境で、正しい歴史なんか書けるはずがあれへんわいな。

 母国の歴史のなれの果てを見て、司馬遷も金富軾も地下で大いに嘆いてるんやないやろうか。「毛沢東大躍進政策・農村下放文化大革命などで数千万人の無辜の命を奪った」とか「朴槿恵反日政策で国の衰滅を招いた21世紀の閔妃だ」とかそれぞれの国の正史で書かれるようにならんと直ったとは断定でけんわな。中華人民共和国大韓民国の存在は民意のみならず天意にも反すると言えようか。(つづく)