E-BOMBERのアホアホブログ

アホなことであろうが何であろうが、わしは書きたいことを書く。ガンバレ○神タ○ガース!

や◯きた◯じん、冥土に引っ越す(30)

 北陸新幹線が金沢まで延伸開業し、間もなく北海道新幹線北斗市まで開通する。せやけど、これらの新幹線が沿線に富を齎すよりも富を吸い上げる効果の方が大きいやろう。ストロー効果についてはこれまで千度ここのブログで言うて来たさかいもう言わんけど、北陸二県と函館周辺地域の失うものは少なないと断言でける。

 北陸新幹線長野開業以降に建造された新幹線の開業には、並行在来線のJRからの経営切り離しが伴うようになってんけど、これが新幹線の光に紛れて見えにくい影の部分やな。特急列車が収益の柱やった路線から特急が消えてまうねんから儲からんようなるんは当然やけど、以前にしなの鉄道の社長が「JRはおいしい所ばっかり持っていく」と批判してる通り、これら第3セクター転換路線はほぼ例外なしに厳しい経営環境に晒されてまう。今回転換された路線は既存の3セク転換路線以上に人口が希薄な地域を走る区間もあるんで、この問題はますます深刻化しとる。北海道新幹線が札幌まで延びた日には、並行在来線に廃止路線が出てまうかも分からん。

 こないな具合で、これから開業する新幹線の恩恵を受けるんは長距離輸送客だけで、3セクの高い運賃と間引きされた運転間隔を押し付けられるローカル客こそエエ面の皮である。これでは車に興味のなかった人も車に乗り換えざるを得んようなって、ますます鉄道離れが進んでまう。国鉄時代に度重なる運賃値上げとダイヤ改正の度毎に長距離列車を廃止したことで国鉄離れを招いたことから全然学んでへんJRには問題があり過ぎるぐらいあるわい。

 JRは余程新幹線がお好きで在来線が大嫌いみたいやから、それやったら並行在来線だけやなしに山手線も置いて行かんかィアホンダラアホ。それが嫌やったら切り捨てをやめれアホ。

 こないなったら、全国の旧国鉄狭軌鉄道を中心としたJRと全くの資本関係を持たん会社を設立して、JRと競合さすしかあれへんわ。速度では標準軌の新幹線には敵わんけど、運賃や乗り換えなしでの移動距離では十分に対抗でけるやろう。それに、今の技術やったら狭軌鉄道でも250km/hぐらいでの運転は湖西線ぐらいの線路の条件さえ整えば不可能やないやろう。

 ともかく、日本の鉄道経営は間違いだらけや思う。乗客が減ったら減便するやなんてアホでもでけることばっかやって来たさかい、今の地方の地盤沈下があるねんやんけ。最低でも、乗客が数人しかおらん駅を切り捨てるんやなしに、ボタン操作一つで無人駅に列車に代わる車を回して拾って行くぐらいのことをせなんだら、失地回復はでけんやろう。地方では、客が駅に来るのを待ってるだけの旧態依然としたビジネスモデルでの鉄道経営は最早成り立たんのである。(つづく)