E-BOMBERのアホアホブログ

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(2014衆院選)伝家の宝刀は度々スッパ抜くと錆びつくど

 昨日(14日)は討ち入りの日ィであったが、今年は一昨年以来の総選挙の日ィでもあった。

 それにしても、もしか自分とこの選挙区で、公明と共産の候補しかおらなんだらと考えたら情けのうて死にたなって来るわい。死なへんけどな。

 安倍自民党総裁がこの時期に解散総選挙に打って出たんには、辺野古移設に反対しとるプロ市民の連中が住民票を沖縄県知事選に合わして沖縄に移したばっかで、本土の革新票がその分目減りしとるからやなどという説がまことしやかに流されとった。わしも話半分に聞いておったんだが、フタを開けてみたら自民候補は4選挙区で全滅(比例復活当選者はあったが)で、しかも低投票率やったこともあって、共産が小選挙区議席を取るなど久方ぶりのことが見られた。こんなことがあってんさかい、あながちエエ加減な推測でもなかってんな。ただ、副作用として沖縄選出の与党議員の数と力が削がれてしもたが。

 それでも、全国的に見て自公の選挙戦術は当ったて言えるやろう。結党間もない維新の党や次世代の党の選挙対策が整わんうちに選挙戦に突入さしたからこそ公・共2候補しかおらん選挙区が大阪に複数区発生して、民主や維新を「不戦敗」にさすことがでけてんからな。しかも次世代の党はたったの2議席しかとれずに、一気に党存亡の危機に立たされてしもた。ただ、そない厳しい選挙戦の中で議席減を1に止めた維新は神戸の小選挙区で初議席を獲るなど、結いの党と合併さした効果で大阪以外へ勢力をひらげることにはなったが。反対勢力の共産が躍進したんも副作用に挙げられよう。

 とまあそんな具合で、政界再編時の抜き打ち解散は両刃の剣であることがよう分かった総選挙やった。連立与党はまんまと3分の2の議席を確保して絶対安定多数を得はしたものの、大阪・住吉区などに住む選挙民らに上記のような恨みを残す結果にもなった。衆議院解散は内閣の専権事項であり、代議士に「常在戦場」の緊張感をもたらすものであると同時に恨みも買うことも覚悟させるものである。伝家の宝刀は極稀にスッパ抜くからこそ効果があるものであって、度々スッパ抜かれてはその有り難みも半減するばかりか錆び付くものであることを理解願えないものだろうか。(つづく)