E-BOMBERのアホアホブログ

アホなことであろうが何であろうが、わしは書きたいことを書く。ガンバレ○神タ○ガース!

「新しいみんなの公民」もあかんかった(80)

 一部の分野のブログで大阪弁使用をやめることにしたが、この連載ももうちょいで終わるし、しかも、いわゆる「批判ブログ」は大阪弁つこた方がエエんやないかて思うんで、この教科書批判はこれまで通りで行くことにした。

 旱魃や洪水を「自然災害」とするには疑問が多すぎるで。山の木ィ伐り過ぎると鉄砲水起こりやすなるし、禿山ばっかやと降水量も少ななって旱害なりやすなるちゅう具合にな。これはどっちゃも人災の要素があるやろう。

 日本が近代工業国に向けて離陸でけた最大の理由は、山の木ィを大事にして来たからや。どんだけ技術者がようけおったかて、それだけで近代国家にはなれん。森林があるからこそ農業大国になることができ、多数の商品作物がでけたさかいに商業が発達してんがな。商いするには読み・書き・そろばんがでけんかったらあかんし、それで江戸期に寺子屋がでけてんな。寺子屋の経験があったればこそ学制をすんなりと導入でけて、それによって識字率を高めつつ技術者の育成が図れてんがな。こういうことを公民で教えんでどこで教えるねんアホ。日本の環境についての美辞麗句を連ねるよりもこっちの方が大切に決まったあるやないかアホンダラアホ。

 里地里山のことを書くんやったら、これの荒廃がクマなどの害獣が人里に下りて人が襲われる問題の原因になったあることについても触れるべきやろう。森林は野生動物の宝庫やけど、放置しただけでは淘汰される生き物かて出てくるし、しまいには樹木が枯死で全滅することかてあんねんからな。

 「テーマを決めてレポートを作成する」のはもちろんエエが、課題例に疑問がある。「日本のすぐれた文化を国内外に発信し」とあるが、その前にホンマに日本の文化が優れてるのかの検証がなかったらあかんのではなかろうか。日本の文化はオリジナルの文化ちゅうよりも、古くは中国や朝鮮半島を経由して入って来た文化や開国後に入って来た西洋文化を、それぞれ独自の思考によって日本人の嗜好に合うよう纏め上げた改造の文化やけども、現在の東アジアでのうなったものが形を変えて残る貴重な文化遺産を多く所有することは認めるべきことやろな。

 「中福祉・中負担」は日本人に向いてるとは思うが、それが何でなんかを中学生が理解するには説明が要るはずやで。中には高福祉・高負担がエエと思う人かておるやろし、勤労意欲の阻害などを説明せんと納得せえへんことが考えられる。

 太陽光発電かて課題の多いエネルギー源やし、何度も繰り返すが、炭酸ガスがホンマに温暖化の主因であるやなんて学界の統一見解が得られた訳やあれへんやろが。教科書が信頼性の乏しい情報を元にした記述をしたらあかん。(つづく)