久保田君が復活して、再び甲○園でそのタフネスな投球を見してくれることを願っておったが、それが叶わずに残念至極である。
思い出すんは05年９月７日のナゴヤドームの死闘やな。度重なる誤審で自滅しそうになっとったとこを岡田監督自らマウンドに上がり「お前は悪ない。ムチャムチャしたれ」の激励を受けてからは見事に後続を抑え、怒りに燃える中村豊氏の勝ち越しの一発で危機的状況を跳ね返したんをな。翌々日に右翼席に応援行ってんけど、件の試合で３回投げたんで彼の登板機会があれへんで、球児君がプロ入り初セーブ挙げてんやったな。
この年のシーズンでは胴上げ投手の栄誉に浴したが、もう一つ残念なんは、久保田君を最後に○神では胴上げ投手がいてへんこっちゃ。ジェフと共に球児君を胴上げ投手に送り出すセットアップシーンを見たかったのう。「久保田劇場」て言われるスリリングな場面もようさんあったけど、走者出してから本領を発揮する、ある意味では強力な抑え投手の典型やったとも思うで。抑えは皆例外なしに走者出すねんからな。
これでまた、２度の優勝を知る戦士が消えてしもた。彼が福原君や安藤君よりも早うにおらんようなってまうやなんて返す返すも無念である。できうれば何年か後でもかめへんさかい、○神の選手として現役復帰してもらえんかのう。この際打つ方でもエエぞ。それか吉○に入って千鳥のノブの地位を奪うとか。
一時代を築いた投手の太く短かった野球人生を精一杯讃えたい思う。ホンマにお疲れさんでした。
