教科書にアキバの写真載すのも悪ないが、こんな無難な写真ではその実態を分かりやすうに映し出してるとは言えん。どうせやったら冥土喫茶の店先で姉ちゃんが炊飯器抱えた中国人観光客相手に呼び込みしとるとこでも撮れよ。
最終章まで来るのに１年以上かかってしもたが、ここからはなるべく飛ばして書いて、他の書きたいことに集中でけるようにしたいが、また別の教科書を批判することになるかも分からんな。
いわゆる北方四島は日本固有の領土やちゅうことは間違いあらへんし、その海岸線から12海里以内をEEZ（排他的経済水域）とすることも不適切やナイものの、ここを実効支配しとるんがロシアである以上、同じ色で表示するのは危険やで。実際、日本の漁船がその水域で拿捕されたり、そればかりか命を落としてる事実がある。EEZとして表示するにしても別の色で表示するなどの配慮（ロシアに対するものやなしに、漁業関係者の安全のための配慮である）が必要やろう。この教科書見て誤解してまう最悪の事態は避けるべきやなかろうか。現実に死者が出てるからには注意が必要やで。
択捉島は近藤重蔵がここに「大日本恵土呂府」の標柱を建てて以来の日本固有の領土であり、しかも樺太・千島交換条約があんねやさかい北千島全島に日本の領有権主張でけるてわしゃ思う。南樺太かてポーツマス条約で日本領になってんから、これらは中長期的な課題にはなり得る。
尖閣諸島は明治期の日本が国際法に則って、ここをどの国も領有権を主張してへんことを確認した上で日本が領有を宣言したもので、日本人がここで鰹節の加工をしとった事実がある。中国にかつぶしはあれへんやろう。中共時代に作成された地図でかて尖閣は日本領てあるし、中国の主張は盗人猛々しい以外に形容のしようがあれへん。
竹島にしたとこで李王朝以前にチョソンが領有しとったことを示す客観的証拠はあれへんし、逆に日本が領有しとった証拠は日本国内どころか鬱陵島の「独島博物館」にすらようさんあるしのう。一方で韓国の示す証拠は例によって捏造・改竄されたものと断定でけるモンばっかやそうやし、そん中には竹島が日本領であることがはしなくも露呈されてるモンまであるらしいから、こいつらどないかしとんと違うかとすら思える。自国の歴史を平気で捻じ曲げる国の歴史認識こそ問われるべきやろうが。北方四島と竹島は領土問題やけど、尖閣は領有すべき国が実効支配しとんねんさかいこれを「領土問題」とするのには大いに違和感を覚える。
中国が尖閣や沖縄を欲しがる理由は領土への野心ちゅうよりも海産資源や。尖閣沖に埋蔵してると推定される石油・天然ガス資源は言うに及ばず、琉球諸島に付随する広大なEEZと、そこで泳いでる魚介類が欲しいねん。中国は国土面積の割にEEZが狭いこともあって、「琉球は古来わが属国ゆえ、中国に領有権がある」だの「沖ノ鳥島は島やなしに岩や」ていちゃもんつけてくんねんやんけ。（つづく）
