E-BOMBERのアホアホブログ

アホなことであろうが何であろうが、わしは書きたいことを書く。ガンバレ○神タ○ガース!

「新しいみんなの公民」もあかんかった(64)

 景気動向指数(CI)曲線から分かることは、景気低迷期は政変と一致しとることやな。1980年のハプニング解散と大平首相の急死による自民の奇跡的な大勝・82年の鈴木善幸内閣退陣・87年売上税と大勲位中曽根バーコード内閣退陣・91年バブル崩壊と海部内閣瓦解、93年ウソツキ解散と細川連立内閣樹立、94年連立内閣倒壊・羽田内閣は僅か2月で村山まゆ毛ボーン内閣に交代、98年橋本ポマード内閣瓦解しオブツいや小渕内閣に交代、2001年暴言・失言を繰り返す森が一国の首席宰相としての資質を疑われて倒閣、2009年リーマンショックと麻生村上ショージ内閣で首班が失言を繰り返した上に漢字読めずに選挙で惨敗して自民下野。こういうことを言わんで中学生が政治に関心持つようなる訳あらへんやろが。政治はバラエティやあらへんが、政治と政策・政変・権力闘争の違いは誰もが皆歳を重ねて理解して行くモンやろが。

 インフレとデフレの説明にそれぞれ字数を使てるんは結構やけど、デフレはもちろん好ましないが、インフレには「ええインフレ」と「悪いインフレ」とがあることを説明しやんとあかんがな。こんなんでは白川(方明・前日銀総裁)みたいに「インフレにすると円の信任が下がる」などと吐かして海外の金融筋から「So What?(それがどないした)」て笑われるお粗末な人材を大量生産してまうど。

 インフレ率0%やと所有資産の目減りがあらへんから資金が投資に向かわんさかい景気が刺激されんのでまずい。せやから、通常の場合インフレターゲットは1%ぐらいに設定されるが、第二次安倍政権では過去20年からのデフレ不況にあったことからこれを2%にしたあるねんな。

 日本は70年代に一大インフレによる狂乱物価を経験してしもた。これはそれまでの異常な高度成長からの揺り戻しや第一次石油危機が重なった不幸もあって「スタグフレーション(景気の低迷と通貨膨脹)」とまで言われる状況にまで陥ったんやったな。物価が上がっても所得が上がらんから需要が落ち込む、典型的な悪いインフレやったんやなこれが。これ以降、日銀は「羹に懲りて膾をフーフーする」みたいにインフレを極度に嫌うようなってしもたと言われる。

 円の信任を気にしすぎてデフレを放置すると為替相場円高になり、輸入品の価格が下落するんで国産品も値下げせざるを得んようなってデフレがますます進行するんがデフレスパイラルやな。そんだけやなしに、円高によって円の信任が上がりすぎて海外からの円買いを招いてそれが円高に拍車をかける「円高スパイラル」になってしもとったんが白川日銀の無惨な金融政策やった。円高は輸出産業に打撃を加えるんで株安をも招来し、それこそ年金やマンションの管理組合の修繕積立金運用その他、わしら一般市民の生活に直結することにまで悪影響を齎してんやんけ。

 それでも、日本経済は内需依存度が比較的高かったんで何とか主要先進国の地位を死守でけてるが、極端な外需依存を続けて来た大韓民国などは円安の煽りでウォン高なって、おまけに今や外資に食い荒らされてる三星・現代が巨額の内部留保を貯め込んでることから景気が低迷しとって、ナンボ韓国国民がせっせか働いたかてその富の大半が海外に吸い取られてまうこともあって、脱却し難い不況になってしもたある。でもな、内需依存度が高いことは決して結構なことやあらへんのは、北○鮮を見た分かるやろう。グローバル化しとることもあって経済問題を解決するんはますます難しいなったある。(つづく)