E-BOMBERのアホアホブログ

アホなことであろうが何であろうが、わしは書きたいことを書く。ガンバレ○神タ○ガース!

全国高等学校野球選手権大会が気になる(9)

 わしは重症の○神ファンやから高校野球よりも長期ロードの方が気になるんやけど、このほど、日本高等学校野球連盟高校野球タイブレーク制導入の検討を始めたらしいから、それについて書くことにする。

 2010年9月4日、オリックスソフトバンクの昼間試合でオ・大引内野手とソ・山崎捕手がそれぞれ痙攣を起こして途中交代した。この日の神戸は最高気温35℃で、いずれも熱中症やったらしい。ついでに観客20人も熱中症を訴え、うち2人が搬送された。これらのことを受けて、新井貴浩・労組プロ野球選手会会長(当時)はNPBに夏場などの昼間試合を行わないように要請を行ってる。

 2011年7月9日、全国高校野球広島大会で、広島工大高の選手8人が熱中症で次々と倒れ、9人揃わんようなってやむなく没収試合で敗退した。この日の球場周辺の最高気温は32℃以上あった。

 せやさかい、高野連の動きは余りにも緩慢に過ぎる。そんでのうても、今の夏の暑さは昭和の頃よりもえげつないちゅうのに、朝寝新聞や売日新聞の天下りジジイどもは、高校球児の体のことを全然考えてへんとんでもない連中やのう。「近頃の若い衆は根性がナイ」などと妄言・暴言をこくおっさんどもと一緒にいんでまえアホ。死者が出てからでは遅いねんどアホ。

 しかも、この組織はこれまで何人もの高校球児の将来を潰してきた可能性があり、つまりこれは公益を損なう行為の疑いが濃厚である。わしが文部科学大臣やったら、公益財団法人格の剥奪したなるわい。

 ほんでから、「延長戦があるからこそ甲○園にドラマがある」などとは、無責任極まりない発言であると同時に野球をしらん奴の吐かすことやろう。これまで延長戦で繰り広げられて来たドラマチックなシーンは、その殆どが延長戦がのうても起こりうるこっちゃねんがな。延長18回表に1点取られてその裏に2点取っての逆転サヨナラ勝ちは確かに劇的やけど、逆転サヨナラ自体は延長のうてもあるわいな。それに、炎天下で延長18回引き分け再試合など、感動どころかえげつのうて見るに堪えんわい。

 主戦投手一人が高温の雰囲気下で連投して、肩や肘に何の影響も与えんはずがあらへん。それに、高校野球は教育の一環などではなしにプロへの登竜門の真剣勝負や(以前、勝谷雅彦が「や○きの委員会」で、「教育の一環やったら何で授業休んで試合行くねん」と絡んどったが、もっともなことやろう)。出場したからには多少のムリをしてでも勝利を目指したなるわいな。球数制限するにしても、投手を2枚3枚揃えてへん高校やベンチ入り選手が少ない高校は明らかに不利になってまうから、それは公平性の点で問題なしとはせん。

 せやさかい、これからの方が長い高校生の野球人生を考えたら、タイブレーク制導入が最も公平かつ合理的な改革や思う。都市対抗みたいに9回は無死満塁からプレーすんのもエエやろうが、8回の攻撃の残塁走者を置いて無死から始めるんは、満塁から始めるよりか実力が反映されるようになる利点がある(両者8回残塁なしの場合に限って、満塁や1・2塁などでリスタートするなども考えられる)。但しこの場合、残塁走者であった選手の守備交代に制限をかけるか否かについても決める必要があるがの。

 ただ、これだけではまだまだ不十分や。大量得点差がついたら宣告試合(コールドゲーム)とし、試合途中で雨天中止再試合とするんでなしに、野球協約を改正してでも延期試合(サスペンデッドゲーム)として中途再開することなども必要やろう。これは選手の負担軽減だけが狙いやなしに、過去のデータで、リードしとった高校が雨天再試合で負けることのある(しかも結構負けてる)現行ルールはえげつない思うからや。(つづく)