E-BOMBERのアホアホブログ

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地震予知は社会的影響が多大である

 「たけしのTVタックル」(ANB)にロバート・ゲラー東大院教授(地震学)が出るいうんで見たが、地震予知肯定派の言う予知とは、およそ予知と言えるようなレベルやあらへんかった。

 わしが考える実用的な予知いうたら、地震の起こる日時の誤差は±1日以内、地震のエネルギーの誤差は±100%以内(マグニチュードが1ちごたらエネルギーは30倍も違う)、震源の深さの誤差は±1km以内、震央の位置の誤差を示す「予報円」の半径はどんだけ広くても50海里(約90キロ)以内ちゅうとこやな。しかも百発百中でなかったら絶対に使えん。一度でも外したらオオカミ少年や。

 これぐらい厳しなかったら、気象庁も「地震予知情報」なんかおっとろしうて出せんわい。日時の誤差が±3日もあったら、避難した人らもくたびれてまうやろうし、「もう大丈夫やろう」て家に戻ってから地震揺ったらどないすんねん。それに、大企業が操業を停止したら1日当たりの損害額は何億にもなるねんけど、もしか外したら、ちゃんと国が補償してくれるんかどうかも疑わしいわい。かような具合に、地震予知ちゅうのんは社会的な影響が多大なんで、高いレベルで達成せえへんかったら単なるデマゴギーになってまう危険があるんやぞ。

 ゲラーのおっさんは地震予知なんか「できまふぇん」言うて、そんなんにゼニかけるぐらいやったら地震に強い土木建築構造物造れ言うてるが、それに対する反論がまた情けない。「わが国の構造物の耐震性が上がったんは地震予知の研究が進んだから」やとよ。こない単純な論理のすりかえに引っかかる奴は余程のアホだけやろうよ。耐震性が上がったんは地震の「メカニズム」が解明されたからであって、予知なんか全然関係あらへんわいアホンダラボケカスめ。どうせこんなこと吐かしとるんは国からようさん予知研究のゼニもろとる、渋谷受けのエエ御用学者かその手下やろうよ。

 そないに予知の研究を正当化したいんやったら、おのれらの研究が東日本の地震の犠牲者の幾許を減らした効果があったんかを言うてみいよアホめ。「311」を境に、「予知」の看板を泣く泣く下ろす研究室が続出しとるそうやが、それが正しい反応やろう。どうしても予知の研究したいんやったら手弁当ででもやってくれい。

 わしら地震大国日本の国民の多くに、もしか地震が予知でけたらちゅう願望はある。せやけど、それをエエことに限りある国家予算を濫費さらすエセ学者・研究者には黙ってはおれん。地震の起因を調べるんには震源を直接かそれに近い方法で調べやんとあかんのだが、現在の科学・技術レベルではそれは不可能や思う。どないしたかておのれで予知したいて思う研究者の卵がおったら、そいつは地震学者を志すんやなしに、地下深くのリモートセンシングとかの技術を究めることをお薦めする。今の地震学の研究者は研究のためのツールがのうて困ってるんが実情で、彼らの多くは屁ェの突っ張りにもならん研究成果を出して満足したフリをしとるに過ぎんのんである。