E-BOMBERのアホアホブログ

アホなことであろうが何であろうが、わしは書きたいことを書く。ガンバレ○神タ○ガース!

「新しいみんなの公民」もあかんかった(59)

 わしが公民教科書の書き手になることは金輪際あらへんが、もしせやったとしたら「1ドル=100円が110円になったんを『円が高くなった』言うヤツおったらそいつはアホである。この教科書はそういうアホを絶滅さすことを目的としてる」の一文を絶対に入れたい。この教科書ではそれなりに工夫をしてるが、それでもまだ不十分や。これぐらい読んだアホな中学生にグサッと来るぐらいの表現が丁度エエ思う。

 松下幸之助なんぞを社会の教科書に載すことに何の疑問も感じへんような奴に教科書を執筆してもらいたないな。こん畜生はおのれの主張する「水道理論」を実践した(ナショナルテレビを安売りした)中内功(当時ダイエー社長)と大ゲンカするなど、成功者にありがちな自己矛盾を体現するような鼻持ちならんクソおやぢやった。

 松下電器産業(現パナソニック)が労組を立ち上げた時に自ら壇上に立って祝辞述べたり、上述の松下・ダイエー抗争時に販売店主らから吊るし上げられたことから「労使協調」路線を宣言したりと、御用組合(yellow union)設立のモデルケースを作ったんもこのおっさんの「業績」として挙げれるんやなかろうか。松下政経塾には確かに優秀な人材が集まったが、この私塾は「おたふく飴(金太郎飴の大阪版)」みたいな連中を次々と政界に送り出し、野田佳彦政権崩壊後に勝谷雅彦から「松下村塾は日本を救ったが、松下政経塾は日本を滅ぼした」やなんて揶揄される始末やがな。

 おまけにこのクソおやぢめ、「うちの会社には、東京にソニーちゅう研究所がありましてな」などとおめず臆せず言い放つなど、昨今の大韓民国の一連のパクリや「ウリジナル」主張のことを嗤えんような、できたら日本の経済史上から消し去りたいぐらい恥ずかしい存在でもあるねんやんけ。世に幸之助を「経営の神様」と無批判に持ち上げる連中は未だに多いけど、そいつらはこれらのことをちゃんとしっとるのかどうか甚だ疑問である。

 かような訳で、世に偉人として祭り上げられとる人物の大半はパチもんである。ホンマに役立つ公民教科書とは、むしろそういうことを中学生のうちから教え込んで、世の中に対して疑問とする所は素直にそない表明できる人材を育てることを考えとる教科書やろう。せやないから世の中からブラック企業がのうならんのじゃアホめ。(つづく)