・歳入庁設置法案（みんな）
これは要するに、年金保険料などの取りはぐれを防ぐ目的で国税庁と日本年金機構（旧社会保険事務所）との業務統合を図ろうちゅうことらしい。この取りはぐれは、会社の登記情報は法務局から税務署に行くけども年金機構には行かんから起こるらしい。もしこんだけで10兆円もの歳入増になるんやったら歓迎すべきやが、小池晃・共産党副委員長は「低所得者から高過ぎる保険料を搾り取る」て反対しとる。
せやけども、それやったら低所得者の保険料を減免したらエエやろう。それは政治の力で実現でけることやろう。それに、社会保険料の取りはぐれを解消して歳入増やしてこそ低所得者を救済でけるんやろうがアホ。要するに共産党は反対のための反対をしとるようにしか見えん。
問題は徴税権とかが絡むことから財務省・厚労省が猛反発することらしいが、惜しむらくはそれをはね返すだけの策がなかったらこの法案も画餅に帰するだけで、結局何もせんかったことと一緒な訳よ。政治は現実を無視しては成り立たんのんで、みんなの党としてはなお一考を要する所やろうな。
・ふるさと維持支払い法案（民主）
食糧安全保障が国家の存立のために絶対にゆるがせにしたあかんことは同意するけどの、農家への戸別保障制度は過去にこの番組で片山さつき参院議員（自民）が言うてた「バラマキ４K」の一つやな。高速無料化が天下の大愚策であることはわしも過去にこのブログで書いた通りやし、高校無償化にしても小中学校の勉強すら分からん連中をムリから教室に押し込めるような無意味なことしとるだけやんけ。こども手当ては少子化解消にならんし、それよりも待機児童を減すことの方が大切やろうに。
戸別保障は第二種兼業農家も対象になっとるが、その大半は片手間で田畑やってるんが実情で、要するに丸儲けやねんやがな。耕作放棄地が滋賀県の面積にまで積み上がってしもてることを併して見せられては、農業の現場に全く問題があらへんて言えんわいのう。長谷川幸洋氏の言うように、耕作放棄地の値上がりを待っとるセコイ百姓共の顔が見えるわい。
わしゃ食糧については経済から切り離したい思うねんけど、なかなかそうは行かんのが現実や。んでもまあ、折角コメが作れるのにこれを作らんとはこれまたモッタイナイ話やろう。それやったらコメこさえれるだけこさえて、余ったら外国に売るなり譲渡するなりしたエエやろう。さなぎだに、北東アジアのお粗末な隣国では毒入ったある食い物を平気で売っとんねんから、これは商機やろう。
棚田や段々畑など、農機の導入が困難で採算の問題はあっても環境保全のためには保守にゼニかけやなあかんようなとこについては、公務員を突っ込んで不採算な作付けをすることには賛成しよう。これは日本の産業を支える貴重な水源やねんさかいの。農業大国でなかったら工業大国にはなれん。
せやけど、民主・松原の言うことには全く賛同でけん。しかも、保護される産業はいずれ滅びると勝谷氏が以前にこの番組でも言うてたが、それはその通りやろう。やはり民主党は票古事記自民の亜流の烏合の衆やちゅうこっちゃ。生活の党と一緒に消えてまえアホ。（つづく）
