E-BOMBERのアホアホブログ

アホなことであろうが何であろうが、わしは書きたいことを書く。ガンバレ○神タ○ガース!

や○きた○じん、冥土に引っ越す(15)

 今週の「や○きの委員会」はわしら電気屋には特にオモロイ内容やったんで、主に電気屋の立場から各党の主張を評価したろう。




脱原発基本法案(生活)


・被災地における再生エネルギーとコジェネ推進法案(結い)




 これらの政党の主張することには共通点があるんやけど、生活の党は原発嫌い原発コワイ言うて震災ん時に逃げ回りよった小沢がペテンにおるんで、何が何でも脱原発になるんやろのう。小池晃共産党副委員長は「基本法なんだから具体的なことは要らない」言うて庇とるが、60年代成立の公害対策基本法の場合とちごて、どないなロードマップに沿って原発をゼロにすんのかの方針も定まっとらん中でこないな議論をしたかてあんまし意味のあらへんことである。




 「将来、原発に頼らん電力を」ちゅうことは既に国民のコンセンサスを得られてるとは思う。せやけど、これから何十年にも及ぶ廃炉作業を続けるための原子力技術者の確保とか、別に考えやんとあかんことは山ほどあるのに、それを無視して脱原発などとは乱暴な意見とさえ言えるやろう。




 それに比べると結いの党の法案の方がより地に足のついた現実的な法案や思う。テレビで発言するコメンテーターのくせにコジェネもしらん金美齢のような不勉強なんがおるんは残念至極のことであり、せやから日本では今でも化石燃料を無駄遣いしとるとさえ思う。




 日本の汽力発電のあかんとこは、電気しか配らへんことや。通常の火力発電のエネルギー効率はせいぜい40%、ガスタービンコンバインドサイクル(GTCC)で60%やけど、ロスは単に廃熱として環境にほられるだけや。これは大変にモッタイナイことしとるんやんけ。




 この廃熱でもって湯ゥ沸かして得られる高圧水蒸気をも発電に利用するんがGTCCやけど、日本の火力発電を直ちにそれに更新するんはさすがに不可能やろう。それに、熱水供給インフラを整備するにも時間がかかる。ただ、株式会社方式でインフラ整備の資金を捻出することなんかは、中長期的にコジェネを普及さすのに有効な手段やないかて思える。熱水は風呂や床暖房だけやなしに冷房にかて使えるねんさかい、節電にかて大いに寄与でけんねんがな。




 原発はベースロードなんで、脱原発を言いたいんやったらそれに代わるベース電源についての主張がなかったらあかん。太陽光や風力は蓄電装置があらへんかったらベース電源にならんことを理解しとらんようなんで、生活の党には国民生活を語る資格があらへんことが判明した。即刻解党をお勧めする。(つづく)