E-BOMBERのアホアホブログ

アホなことであろうが何であろうが、わしは書きたいことを書く。ガンバレ○神タ○ガース!

「新しいみんなの公民」もあかんかった(57)

 マルチ商法や無限連鎖講(ネズミ講)の類を採用するんはエエが、これのあかんとこは世界人口が無限にようさんおらんと破綻するちゅう解説がなかったら勉強にならんやろう。教科書を教師がエエかっこしいする道具にするんもエエ加減にせいと言いたい。借金を返すために新たに借金をする自転車操業があかんのは明白なこっちゃけど、その理由を具体的な数字を用いて解説するぐらいの工夫がなかったらあかん思う。公民科は金融の基礎を教える場やねんから。




 近年になって消費者運動が盛り上がってる背景には、これまで中央官庁が消費者やなしに生産者の方ばっか向いとったことがあることを書かんとおもんないやろう。まあ消費者運動には「金曜日」みたいに非科学的な論法を振り翳すんが多いことも注意しとかんとあかんが。




 教科書が三面記事のマネすんのは慎まんといかんが、社会問題のことを真正面から取り扱うてなると記述が三面記事的になってまいやすなるねんな。もちろん、知的な文章に仕立てることも不可能やないが、中学生レベルやと難解な用語が使いにくいんで、執筆者にはある程度以上の腕が必要になる。やけど、この教科書の執筆者にそれを期待するんはムリやな。




 オンラインショップが隆盛してる理由から、中学生の読者に直感的に分かりやすい「出店コスト削減効果」が抜けたあるんも評価でけん。ヨドバシとかの大形電器店が単なる商品の見本市になってしもたある「ショールーミング」と合わして説明したったらより理解しやすかろうに。中学生が経済感覚の鋭敏になり始める時期やちゅうことを理解でけんようでは中学生向けの教科書なんか書けんよ。




 市場における独占・寡占の問題が出て来たか。中学生にはあんましピンと来ェへんかもしれんが、パソコンの世界で何でウィンドウズかマックがOSのんばっかしが売られとって、リナックスとか他のOSが載ったあるんがあらへんのんか不自然に思わんけ?スマホでも何でiPhoneやらアンドロイドやらばっかやねん。




 これは大人の話やが、ビールの世界でも過去のキリンビールや現在のアサヒビールガリバー型寡占しとるんを何とも思わん奴はアホや思うぞ。因みにわしは何時もサントリーの金麦ばっか飲んどるが、たまにはエビスビールかザ・プレミアムモルツとまでは言わんがせめてトップバリュのバーリアルラガービールぐらいは呑みたいどアホンダラアホ。時効やから言うが、わしゃ30年以上前からサッポロの黒ラベルをぐいぐいやっとってんやんけアホ。




 この消費者を巻き込んだ不毛なシェア争いに風穴を明けたんが発泡酒であり第三のビールであったりしてんけど、こんなん理解でけるんはわしらおっさんだけで、中学生相手にどないやって説明したエエんやろう?据置きゲームがWiiUPS4その他で寡占状態にあり、携帯ゲーム機の世界ではPSPが消滅の危機にあって、DS3D・PSVita以外はパチもんやちゅうぐらいしか解説する材料あらへんのんか?教育てホンマ難しのう。(つづく)