E-BOMBERのアホアホブログ

アホなことであろうが何であろうが、わしは書きたいことを書く。ガンバレ○神タ○ガース!

「新しいみんなの公民」もあかんかった(54)

 わしが小学校上がったばっかの頃、既に「コンビニエンスストア」なる語はあるにはあったが、それは朝の10時から夕方6時までしか開いてへんかった。そんでもその頃はまだ今よりも夜は静かやったし、それにまだ高度経済成長の残り香が漂っとったんでそれはそれで良かったて言える。




 現在のコンビニは周知の通りほぼ例外なく24時間営業やけれども、夜中に煌々と電気明るくしてまで営業することについて賛否両論があるかもしれん。個人的にコンビニの終日営業を規制するんはアナクロや思うが、度々強盗に襲われるわ、溜まり場になるわ(高周波音声流してヤンキー撃退しとるみたいやが)、全く問題があらへん訳ではなさそうや。つまり、規制緩和は景気刺激になる一方で綱紀弛緩の弊害があるちゅうこっちゃ。コンビニについて教科書に書くんやったら、それぐらいの背景があることを踏まえてかからんとあかんのではなかろうか?




 つまり、自由主義経済は生産者と消費者との売買契約のみによって成立しとるんではなしに、必要に応じて規制をかける場合が結構多い。酒・タバコは未成年に売ったあかんし、一部の薬物のように取引そのものが禁止または大幅に制限されてるモンもある。脱法ハーブの規制が難しいんが頭痛のタネではあるの。




 「経済」とは「経世済民」の略語であることは、たとえそれが中学生相手であっても示しといた方がエエ思う。それに、経済ちゅうのんはあくまでも手段であって目的ではあらへんこともここに明示しとくこともこれまた大事なことである。手段を目的と履き違えたことによって国民が翻弄される不幸は「失われた二十年」までで終わりにしたい。大体、経済大国になったからちゅうてその国民が偉なる訳でもあらへんし、ゼニだけようさん持ってる中身スカスカのおっさんおばはんほど鬱陶しいモンがあるけ?




 GDP国内総生産)を中学生に説明するんやったらゲーム機やゲームソフトを引き合いに出すんが宜しかろう。例えばどっかのメーカーがゲーム機こさえて売り出し、どこぞのソフトハウスがゲームソフトを売り出したてしようや。GDPはそのゲーム機とゲームソフトの売り上げ総額で決まり、値下げして売ったらその分少ななる。せやけど、そのゲーム機に欠陥があったとかでリコールなって事実上1台も売れず、ソフトもバグがめっかって回収騒ぎで販売実績0本やったとしたら、GDPへの貢献度0になるんやんけ。つまり、財をどんだけようさんこさえても、それにどんだけ高い値ェつけても、一個も売れんかったらGDPとは無関係や。逆に、それがパチもんのゲーム機やったかてようさん売れたら一応GDPに貢献することにはなるが、特許や著作権の侵害が認められて損害賠償請求されたらチャラどころか損することかてある。経済は健全な材やサービスの提供を前提とすることを説く必要を感じる。(つづく)