E-BOMBERのアホアホブログ

アホなことであろうが何であろうが、わしは書きたいことを書く。ガンバレ○神タ○ガース!

「新しいみんなの公民」もあかんかった(53)

 「まちづくり」の項目で、松山が「坂の上の雲」をテーマに都市再生をやろうとしとることを紹介してるんはエエ。せやけどの、折角司馬遼太郎の代表作について言うんやったら、その主人公正岡子規・秋山兄弟に全然触れてへんとはどういうこっちゃねん?この三人についての解説がいっこもあらへんかったらこの作品を挙げる意味あらへんやろう。




 話は少々脱線するが、一体に、これまでの日本のマスメディアは指揮官については大々的に採りあげるものの、幕僚についてはそれにスポットを当てることをあんましして来ェへんかった。今年の日本白痴協会(NHK)の大河ドラマ黒田孝高なんで一応は変化の萌芽が見られるものの数字は全然上がらんらしいし、日本語で「策士」はほめことばやあらへん。せやさかい政治・軍事・外交でナイーブさをさらけ出してまうんちゃうんけ。




 日露戦争時に騎兵支隊の指揮官兼参謀として当時世界最強を謳われたコサック騎兵団を退けた秋山好古や、同時期に連合艦隊兼第一艦隊参謀にあって同司令長官東郷平八郎に奇想天外な戦法を提案してバルチック艦隊を潰滅さした秋山真之など、日本の戦史を彩る恰好の教材やないか。中学・高校のうちからこれら国家に有用やった人材を教科書や副読本とかに挙げとかんと、戦争なったら負けるど。




 クリーンエネルギーの象徴として風力発電の風車の写真を掲げとることにもイチャモンの一つもつけたなる。風力発電は色んな意味でクリーンなエネルギー源やあらへんぞ。バードストライクや超低周波騒音だけやなしに、立地建設に絡む環境利権を含めてそのダーティーさには目ェ掩いたなる。それに、武田のおっさんは「風力発電をやり過ぎると風が吹かなくなって湿潤化による弊害がある」言うとったが、そこかしこ風車だらけになったらその危険はないことあらへんやろう。逆に、風が強すぎて困ってるとこには、夜間には回転を停止さすとかの条件の下で積極的に導入することが有効なんかもわからんがの。ともかく、炭酸ガスを出さんでも原発がクリーンな訳あらへんのやし、もうそろそろ「環境」を過度に崇め奉るんはやめにした方がエエやろう。




 県境の海底を通した「友愛の水」を見るにつけ、一体「都道府県」や「〇〇地方」て何なんやて思う。わしは無教養な橋下が内閣総理大臣になるんは大いに抵抗があるが、この男の掲げる「都構想」については理解でける。んでも、大阪府大阪市を統合するぐらいでグダグダ言うとるようでは、その先にある道州制かて画餅やろう。兵庫県が姫路・淡路島・豊岡など次々と吸収合併したんは神戸港建造予算を捻り出すためやったことからも分かるように、地方が一大プロジェクトを実行するためには自治体の広域化がどないしたかて必要になるねんがな。せやのに、今そこで弊害が明らかになっとる制度を変革することに躊躇しとる既成政党所属の議員共のテイタラクは情けない。彼ら地方政治家の不作為が地域を凋落さしとることに怒らん有権者も同罪ではあるが。(つづく)