E-BOMBERのアホアホブログ

アホなことであろうが何であろうが、わしは書きたいことを書く。ガンバレ○神タ○ガース!

や〇きた〇じん、冥土に引っ越す(14)

 これまでこの連載はや〇きの過去のオモロイ事跡を皆に伝えることを念頭に書いて来たが、今回はや〇きのこの世の置き土産である「そこまで言って委員会」(23日)ネタとする。


 STAP細胞の件についてはわしも専門知識あらへんのにここのブログで賞賛してんさかい宮崎と同罪である。ただ、彼女の学位請求論文に20ページからのコピペがあったことについては一定の同情があって然るべきや思う。今の理系の大学入試に文章力を問う問題なんかほぼあらへんねんさかい、ドクターに文章のオリジナリティを期待すること自体間違うとるわい。わしも昔に院生(しかも超一流国立大学:因みにわしは学外)の書いた文章に接する機会が結構あったが、修士以下の学生の書く文章たるや日本語にすらなってへんのんが普通やった。せやさかい、学生は優秀でも教官の質の悪いバカ田大学D論がコピペだらけであったかてそれが当たり前やねんがな。わしかて修士のときせやってんからあんまし偉そうなことは言えんがの。


 せは言うたものの、こんだけ世間にアピールする内容の論文の内容をチェックする指導教官的な立場の人が機能してへん研究室があることには呆れた。論文の中身は普通以上に吟味されんとあかんかったはずで、「性善説」やなんて悠長に過ぎるわい。今のこの理研のこのテイタラクに、中興の祖である大河内孝敏も地下で怒ってるやろう。


 クリミア問題はこの番組で皆言うてたように、シリア問題なんかで弱腰な対応しとったアメリカは完全に足元を見られたの。プーチンさんのやっとることは、ドイツ系民族のレーベンスラウム(生活圏)であるズデーテン(チェコ)割譲を主張したヒトラーそのものやんけ。北東アジアがWW1前夜みたいやったら、東欧はミュンヒェン協定締結前夜みたいやな。


 中国とロシアは別に同盟関係にある訳ではあらへんが、さながら現代の独墺伊あるいは日独伊枢軸に似たある。せやから、ナンボ北方領土問題ある言うたかて、日本はロズアに擦り寄るようなことしたあかんわな。安倍政権は今の所そんなことはしとらんようやが、平成の松岡洋右が出て来ェへんように注視しとかんとあかん。


 横田さん夫妻がキム・ヘギョンさんと面会したちゅうんで「拉致問題一歩前進か」との論調やけど、この問題は金王朝の存亡に関わる事項を孕んどる可能性かてあらへんとは断言でけんねんさかい、あんまし楽観的に構えるんはでやろか思う。ただ、北は国連から「人道に対する罪」を突きつけられたんが案外とダメージなっとるみたいで、これで日本はでかい外交カードを得たんはどうもホンマみたいやな。これは中韓への揺さぶりにも使えるやろうし、今回の日韓首脳会談に道筋がついたんもこれがあったからやそうやし、このカードで何を引き出せるかが注目される。


 せやけどこれで一気に国交正常化まで行くとは思えん。北は例によって小出ししかせえへんやろう。カードを全部切る訳あらへんからの。カードが尽きた時即ち北〇鮮解体を意味するねんからのう。結局、北は中国と一緒に倒れることになるやろう。中国の経済基盤は既に回復不可能なぐらい腐っとるやろうから、日本は戦わずして中共崩壊を見ることがでけると思われる。


 話は少々脱線するが、二言目には「歴史認識」の大韓民国の考える「歴史」とは、近代国家の考える歴史と大きく乖離しとるな。13世紀の怪しげな文献が初出の「檀君朝鮮」なんざ伝説ですらあらへんのに、これを史実として教えとんねんさかい呆れる。わしゃアホな中高生が誤解するかもしれんさかい神武天皇を教科書に載すことに反対しとるんだが、ここでは一応「神話」の世界であると断ってるんでまだ理解のしようはある。いずれにせえ、韓国の態度は家永三郎がおのれの著した不出来な教科書を楯に取って法廷論争したんと同レベルかそれより下や。


 どうも韓国・チョソンでは歴史の古さや、チョソン民族自らチョソンの歴史を開闢さしたことに拘泥しとるみたいや(中国人である箕子や衛満が始祖ではチョソン人のプライドが許さんのである)。でもな、古い文明を擁する国や地域が現在発展しとるか言うたら違うやろう。シュメール文明のイラク然り、エジプト文明かてインダス文明のインド・パキスタンかて然りや。黄河文明の中国にしたとこでその絶頂期は唐王朝やが、「富士山よりも高い山」の安禄山らによってあっちゅう間に凋落やがな。せやけど、小中華思想に凝り固まったチョソン民族がこの頑迷な考えを改めることがでけたら日本を凌駕でけるだけの国になれるか分からんが、恐らく千年経ったかてこの病が癒えることはあらへんやろう。それぐらい小中華思想は厄介な疾患なんである。


 児島襄の名著「誤算の論理」やったと思うが、そこに「技術者は実利に背を向けるかのように振舞うが、その実冷遇されとることを不愉快に思っている」ちゅう趣旨の記述があったが、今回のサンディスクのフラッシュメモリ技術漏洩はそれを証明しとるの。んでもって、日本の消費者かて悪いど。サンディスクのSDカードやメモリースティック東芝・パナやソニーのんよりも安いが、この会社はフラッシュを応用したデバイスをこれら日本の有力メーカーと共同開発したシステムホルダーで、その製品の品質はソニーなどと同等と見ることがでける。せやのに、サンディスクの製品はソニーのそれよりも安うせんと誰も買うてくれへんのである。これはあまりにも理不尽やないけ?サンディスクの技術者が薄給に喘いどる原因はアホな日本人にもありや。


 ビットコインなる仮想通貨が今でもかなりの高値で取引されとるんを不思議に思う人は、日本の貨幣経済史をしらんねやろう。和同開珎が鋳造された当初、蓄銭叙位令を公布したりしてその利用を促進しようとしてんけど(この法令が逆効果やちゅうこともあって)さっぱりやった。そらそうやろう。産業が発達してへんから余剰生産物もあらへんし、そんなんで貨幣経済が成り立つ訳あれへんがな。せやから、銅の産出量の低下や硫酸銅の精錬技術の未確立もあって思うように貨幣が鋳造でけんようなって信用も失墜してしもて、しまいには鋳造をやめてしもた。


 せやけど、乾元大宝の鋳造を停止した頃、貨幣経済の発展の素地が漸く整備され、皮肉なことに、国が貨幣鋳造をやめてから貨幣が流通するようなってんやんけ。そんなんでは流通量が足らんさかい、中国の永楽銭とかを輸入して江戸初期までしのいでんがな。つまり、どんな貨幣を使うんかを決めるんは国家でも中央銀行でもなしに民なんやんけ。せやから、製造元がハタンしてもビットコイン相場が安定しとったかて何も不思議と違うねんがな。


 この連載は、や〇きの思い出話のほかに今のや〇きの冠番組についても書くことになるやろうから、当分終わりそうにないの。(つづく)