E-BOMBERのアホアホブログ

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「新しいみんなの公民」もあかんかった(39)

 折角選挙制度の説明をするんやったら、せめて大選挙区制と小選挙区制の違いぐらい書いたかてバチは当たらんやろうに。これらの選挙制度の特徴を言い出したらそれは中学のレベルを超えてまうやろうが、過去に総選挙では中選挙区制(当選人が2人以上なんで大選挙区制の一種)が採用されとったことも書くべきやなかろうか(厳密には、猪瀬の政治生命をワヤにした徳洲会の帝王徳田虎雄保岡興治の「保徳戦争」で有名なった旧奄美群島区は1人区なんで小選挙区。後に旧鹿児島1区に事実上編入され消滅)。




 小選挙区の利点と弊害は背中合わせやちゅうことも書かんとあかん。地域に知られた人が選出されることはエエことばっかやあらへんで、そいつがその選挙区の「ジャイアン」として君臨して地域を壟断することかてあんねんど。




 一方の大(中)選挙区制では、死票の数が減ってより多くの民意を汲み取れる利点があるが、一方で同じ会派から複数の候補者を擁立することかて可能になるんで、党内派閥を生じさせる原因になっとってんな。55年体制下では政権交代が起こらんかった代わりに、自民党内の主流派と反主流派との間での擬似的政権交代が起こっとったとする意見もある。せやけど、派閥均衡人事が行われとったんで、実際には政権交代には程遠い代物やった。んでから、派閥には政治家を育成する機能があったとする意見もあるが、高速道路や新幹線を引いて地方を疲弊さした挙句の果てに事故起こす原発を導入しよった自民単独政権にはあんまし甘い点はつけられへんし、その教育的な効果にも大いに疑問がある。




 比例代表制は確かにミニ政党乱立の弊害があるんは事実やけど、実は現在の「ドント式」比例代表制は大政党に有利に働く制度(得票数当たりに獲得でける議席数は得票数の多い政党ほど多なる)やちゅうことも書かんと不正確かつ不公平や。それに、日本では公職選挙法の不備もあって、比例代表選出議員が離党したかて議席を返上せんでもエエことになったある。




 こら江田憲司、おのれはみんなの党の幹事長やっとった時に「比例選出の離党者は議員辞職すべきや」言うとったくせに、ワレが比例選出議員ようさん引き連れて離党する段なったら、口を拭いて「議員辞職せんでも法律上問題はない」やとォ?国民をナメさらすとはエエ根性しとるやないか。ついでにオンドレもそのバッジ置いて出直せアホンダラボケカス。




 「資金のない人も立候補できるように」とはこれまたナメた記述さらしよるな。国や自治体は泡沫候補乱立を防ぐ目的として供託金を預かる制度を採用しとるが、こんなん公権力が金権政治を奨励さらしとるようなモンやないんか?大体、ゼニのあるなしで候補者を選別しようちゅう魂胆がやらしい。それにや、選挙の実際は資金がようさんある会派に有利に働くんが常識やねんやんけ。無産者が大政党公認候補とおんなし条件で戦えるようにしやんと、アホでもカバン・地盤・看板のある奴しか政治の場に立たれへんに決まったあるやないか。




 「連座制を適用するなど厳しくなってる」とはわしには思えん。陣営から1人でも公選法違反者出した当選人の当選取り消しに加え、その候補者は当落無関係に向こう5年は公民権停止にするぐらいでなかったら「厳しなった」とは言えんのと違うかのう?(つづく)