E-BOMBERのアホアホブログ

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「新しいみんなの公民」もあかんかった(36)

 第2章がやっとこさ終わるが、礒崎陽輔自民党憲法起草委事務局長のために、東大法学部で習わんかったちゅう「立憲主義」のことも改めてこの章に書いといたれや。官僚と言い、官僚くずれの政治屋と言い、権力を縛られるんが余程お嫌いのようやさかいのう。 憲法99条を刮目してよう読めアホが。




 次の章は民主政治け。話は少々逸れるように見えるかわからんが、昔どこぞの時代劇(江戸期の大奥が舞台でお万の方が主役のやつやったと思う)見とったら、「多数決」ちゅうセリフが出て来てびっくり仰天した覚えがある。鎌倉幕府評定衆引付衆は言うまでもなしに、江戸幕府評定所にしたかて「多数決」やなんて近代政治学用語に相当する制度が使われたことなんか一度たりともあらへんやろう。こういうことは時代考証役がチェックしやんとあかんこっちゃけど、節穴やってんな。




 ここで大声張り上げてでも言いたいことは、「党内民主主義すら確立でけてへん政党に健全な民主政治がでける筈があらへんわい」ちゅうことや。




 政党に党内民主主義があるんかあらへんのんかを判定する方法は簡単や。党首(総裁・委員長)を自由投票で選出してへんとこはアウチや。公明党共産党をはじめ、維新もみんなの党もその他の泡沫政党かてまだ党首選やってへんさかいのう。自民かてオブツいや小渕が急死した時に密室で森喜朗を総裁に選んだ過去があるさかい、いつまた先祖返りせんとも限らんのんで、国民が注視しとくことが不可欠やな。




 ほんで、党員が内でも外でも自由に意見を述べれることが担保されてへんとこもアウトやな。「民主集中制」を採用して、「うっとこは党内民主主義が確立されとります」てほざいとる共産党がそれや。党の決定に反する意見を発表する自由がどこにもあらへんのは少数意見の圧殺に他ならず、この党に非民主的志向があることはここに明らかである。こんな政党が間違って天下取ったら護憲なんぞ弊履の如く捨て去ること間違いなし。




 直接民主制の問題点をこないぼやかした記述でお茶を濁すんは気に入らん。「戦争や増税みたいに、どないしたかて民意に反する政策を執行することがでけんから」てズバッと書かんかいアホ。でなかったら、代議員制(間接民主制)が直接民主制の行き詰まりから編み出されたちゅうことが伝わらんがな。(つづく)