E-BOMBERのアホアホブログ

アホなことであろうが何であろうが、わしは書きたいことを書く。ガンバレ○神タ○ガース!

「新しいみんなの公民」もあかんかった(28-1)

 本連載(28)で、わしは大規模店舗の出店が中小商店を圧迫することについて、単に都市生活を行う消費者の視点から批判をしてんけど、いわゆる「交通弱者」に一切目ェが向かん視野狭窄を起こしとったことについては反省しやんとあかん。交通問題についてのブログを書くこともあるわしとしては慙愧に堪えんモンがある。




 何時も買い物すんのに利用しとった店が突然仕舞屋(しもたや)なって、代わりの店がのうて困ってまうような人のことを「お買い物難民」ちゅうらしい。わしは大規模小売店舗の方が買い物しやすいちゅう視点だけで批判をしとったんやが、五所川原と木造(つがる市)の間にイオンモールがでけたからちゅうて、北津軽地方や西津軽地方の全ての人が利用でける訳もあらへんのにな。




 それから、このお買い物難民はもちろん社会問題になって久しいけど、それを端的に表してるのんが、高齢者の運転する車がブレーキとアクセル踏み間違うて店に突っ込む事故が頻発しとるこっちゃな。




 つまりこれは、中学生以下や高齢者で車から降りた人(降りとうても降りれん人も含む)、即ち交通弱者がお買い物難民に直結してまうちゅうことも示してるけども、少子化で生産年齢人口が減少に転じた我が国では、同時にこないな人が増加しとるちゅうことも示してることになる。




 ただ、指摘を頂いた知人の説くところによると、上記の現象は地方や過疎地でだけやなしに、都市部でも発生しとることに注意を要する。つまり、地元に大きなデパートやショッピングモールがでけると、周辺の人が皆そっちに行ってしもて、近郊の駅前がシャッター通りになってまうちゅうことらしい。車がある人は問題あらへんのだが、これは確かに交通弱者にとっては深刻や。




 ただ、お買い物難民の発生は、過疎化や若年人口の伸び悩みに伴う駅前の空洞化だけやなしに、さまざまな原因が考えられるさかい、それを次回に書くことにする。(つづく)