E-BOMBERのアホアホブログ

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参議院は山本太郎議員を除名してよろし

 事もあろうに、秋の園遊会天皇に直接書簡を手渡すやなんて とんでもないことさらす参議院議員が現れたことには仰天したわいな。


 この際、手紙の中身なんざどーでもエエ話で、問題はこの山本太郎(無所属・東京都・当1)ちゅう議員のやらかしたことが、議会制民主主義への挑戦とも取れることやねんな。三宅のジジイは生前に「議会制民主主義というのは、大変に手間ひまのかかる制度なんです」と事あるごとに語っとったが、この手間ひまは、擅制政治を抑えるのんにどないしたかて必要なコストやねんがな。政策決定にスピードを持たせることを第一に考えるんやったら、中国の習近平体制や北○鮮の金正恩体制の方がより優れた政治制度て言えるやろう。


 それに、天ちゃんに直接訴えるやなんて行動することから、山本が権威主義者やちゅうことが見て取れる。天皇には政治的な権限はいっこもあらへんが、その発言の影響力は今でも絶大であり、山本にそれを利用する意図があるんは誰の目ェにも明らかやろう。権威主義は言うまでもなしに民主主義の対立概念であって、民主制度を体現すべき国会議員がそれでは国民が困るんである。


 それにや、全ての国会議員には「国政調査権」いうモンがあって、個々の議員が政策立案上必要やと判断した場合、この伝家の宝刀を素っ破抜いて官庁その他国の機関に乗り込んで調査することがでけんねんけど、こいつはどうもそれもせえへんでいきなり陛下ちゃんとこ行って直訴しよったみたいやな。これは行動力の暴走の典型例とでも言うべきモンで、この男に国会議員としての資質が欠如しとることはここに明らかやろう。


 足尾銅山鉱毒事件解決のために奔走した田中正造衆議院議員(当時)は、万策尽きて議員辞職し、ある新聞記者と示し合わして明治天皇に越訴する挙に出た。その結果、この記者が新聞にこの事件の背景に足尾鉱毒問題ありて書き立てて、輿論を大いに刺激することになってんな(もっとも、田中はその結果として建造が決まった谷中遊水池は、谷中村を犠牲にして足尾銅山を存続さすモンやとして怒りをあらわにしたらしいが)。この時の田中の行動は、旧憲法天皇統治権を総攬する権威主義政体下においては妥当な行為とは言い難いが、請願権を有するなど自由主義を享受する立場にある現在の国民には十分理解でけるものがある。然るに一方、半ば行き当たりばったりで今上に直訴し、その後も議員バッジにしがみつこうちゅう奴にかような行動を起こせるだけの力があるとは到底思えんねんな。こんな男一人国会からおらんようになっても国民は誰ひとり困らん。


 いやむしろ、議会制民主主義の何たるかを全く理解でけてへん野郎が国会におることは国民にとって大いに不幸なこっちゃろう。参議院は山本を除名するんが適当であり、どんたけ譲っても数ヶ月の議員資格停止処分にすべきやなかろうかて思うで。