E-BOMBERのアホアホブログ

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「新しいみんなの公民」もあかんかった(25)

 公民科に限らず、教科書にノーベル賞受賞者を掲載するのんには慎重でなかったらあかん。もっとあかんのんに文化勲章文化功労者ちゅうのがあるが、文化勲章は言うに及ばず、ノーベル賞ですら受賞に値せん奴に授賞さして来た過去があるからやがな。例は、佐藤の栄ちゃん一人挙げればそんで十分やろう。




 それに、ここに載したある劉暁波氏などは、載すのが最も危なっかしい部類に数えられる人物と違うかな?彼が中国人云々やなんて低レベルな議論するつもりは毛頭あらへんが、ノーベル財団があまりにもその政治的な影響を考慮しなさ過ぎた授賞やなかったんかいなと危惧すんねんやんけ。平和賞ちゅうのんはどないしたかて政治的な色彩帯びてまうモンやねんな。これはアウンサンの娘スーチー氏の受賞についても言える。ノーベル平和賞が世界平和を紊すようなことしたあかんがな。




 現在の中国の政治体制はお世辞にも褒められたモンではあらへんけど、その国が選んだ国家体制についてイチャモンつけることは内政干渉以外の何モンでもナイ。それに、民主化運動を過大評価すんのもどうかと思うで。現在でこそ民主主義は最も優れてる政治体制と言われとるが、これが究極のイデオロギーであるちゅう保証はどこにもあらへんのだ。それに、国民の識字率が9割以上あるとか、産業基盤が整備されとるとかの条件をクリアせん国に民主化はむしろ害毒になる危険性もあることを考えたらなおさらやがな。さらに言うたら、劉の思想はネオコン的な匂いがプンプンするて指摘もある。




 ビルマミャンマー)は農業基盤が強固なんで民主化が成功する可能性があらへんことはナイけれども、ビルマ族カレン族の対立に起因する政情不安がその阻害要因としてある。一方の中国は辺境地域では教育を受けれん子供がまだようさんおるし、気候が苛烈で国土の砂漠化が進行しとるんで、その産業基盤は磐石と言うには程遠い。純国産技術がまるで育ってへんとこにその証拠を見出すことがでける。




 大体、こないした賞の受賞者を無批判に持ち上げる事大主義的な傾向自体、その国と国民が決してエエ状態にナイことを示しとる思うでー。前にも書いたが、文化勲章文化功労者は文化ボスとのコネがなかったらあかんそうやんけ。




 国民栄誉賞かて公平公正な授賞を行ってへんとあちこちから批判が出ておる。長嶋茂雄氏や松井秀喜氏の受賞自体は問題あらへんのだが、彼らに授賞さすんやったら何で野茂英雄氏を放置しとくねんアホ。野茂氏は関西出身で近鉄に所属しとったことで、東京の政界とのコネがあらへんかったからと説明されとるそうやな。




 本来やったら、ノーベル賞の受賞者がそれに相応しいか否かを論じるんがマスコミの使命やと思うが、朝寝新聞の「大佛次郎賞」はお手盛り賞の典型と言われとる始末やし、「朝日賞」は文化勲章カーボンコピー然としとる有様やから、こんなんに期待する方がおかしいわな。朝寝に限らず、新聞・テレビは毎年秋にはその権威に弱いとこを世間にさらけ出しとるがな。国民の大多数が事大主義を恥と思い、権威を疑うようにならん限り、国が良うなることはあらへんのである。(つづく)