E-BOMBERのアホアホブログ

アホなことであろうが何であろうが、わしは書きたいことを書く。ガンバレ○神タ○ガース!

「新しいみんなの公民」もあかんかった(21)

 「法の下の平等」には悪平等の弊害があり、「両性の本質的平等」にも建前と現実との間に乖離があることを指摘しとるけど、これはまあその通りやろう。でもの、それやったらの、学力・能力差があんのを無視して、皆をおんなし教室に押し込んでおんなし内容の勉強をさすことは悪平等の最たるモンやてわしは思うねんけどのう。イジメや学級崩壊の最大の原因はこれや思うのだが。




 男女雇用機会均等法かて、男がこさえた会社の役員構成が男が大半になってまう現実に照らしたら、如何に現実離れしとるんかが分かるやろう。男社会の慣例でガチガチになったあるとこに両性の平等をお題目に男女の雇用機会を均等にしただけやったらどないなるんか、ほん少し考えたら分かるやろうに。そういう会社に幻滅して辞めてまう女性がどんだけようさんおることか。




 問題の多い少年法が出て来たんで、またまた教科書批判のテーマを外れることになりそうやな。「未成年者に対して刑事罰を軽くして矯正のための教育を行う」ことがこの法律の眼目やけどの、ホンマに矯正ちゅうのんがでけるんかどうかへの考察がスポンと抜けたままに制定された危なっかしい法律やなこれは。




 大人の世界では、前科者の再犯率が高いことから、刑罰の犯罪に対する抑止力はあんまし期待でけんことが理解でけるし、これは同時に刑務所での矯正の効果があらへんことをも意味するんやろう。それが少年やったら矯正でけると少年法では決め付けとるみたいやが、その合理的な理由をわしは寡聞にしてしらん。若い衆はドタマが柔軟であらゆるモンを受け入れ易いことはあるやろうが、それは同時にひん曲がり易いことをも意味するかもしれんのである。それに、子供の頃から天性の犯罪者とでも言うべきえげつないのんもごくまれにおんのが現実やろう。あんまし子供を特別扱いせん方が世のためや思うのだが、どないなモンやろう?




 一方で、「少年犯罪の凶悪化・低年齢化」と言うが、以前「や○きのそこまで言って委員会」で宮崎哲弥が、昔は少年犯罪が少なかったなんてことはあらへんで、結構えげつない少年犯罪がむしろ今より多かったて、管賀江留郎「戦前の少年犯罪」を引いて指摘しとったんを思い出した。これによれば、おんなし事件を繰り返し流す現在の報道がそないした錯覚を生んでるだけらしい。せやさかい、この部分の記述は書き直しを検討すべきやないんかな?




 さはさりながら、大津市の「飛び降り自殺(他殺の疑念あり)」事件を起こした少年が大手を振って闊歩しとるようなことを黙過してエエ筈もあらへんのんで、これからは中学生に対しても時には極刑を以て臨むべきやなかろうかと思うのである。それこそが、応報刑主義だけやなしに現在の刑罰の考察についてのトレンドである一般予防にも適う考え方やないんけ?この世は子供を中心に回っとんのと違うし、子供に甘い大人がようさんおることが世の中のためになるとは到底思えんからである。(つづく)