E-BOMBERのアホアホブログ

アホなことであろうが何であろうが、わしは書きたいことを書く。ガンバレ○神タ○ガース!

「新しいみんなの公民」もあかんかった(11)

 国際分業のことをわしが知ったんは、「美味しんぼ」にその否定的見解が書いたあったことがきっかけである。




 確かに、その国の立地条件や国民性によって、その理想的な産業構造に違いがあることは理解でけるし、可耕面積が小そうて山岳の多い我が国は農業に向いてなさそうに見える。せやけど、200年に亘る鎖国を乗り切った実績のある我が国は農業大国でもあり、その気になれば自国内で完結した食糧安全保障体制を構築することとて不可能やない。肥料の原料の大半を輸入に頼ってはおるが、金肥の使用を自粛して、現在では単なる産廃扱いの家畜の糞を有効利用すればその問題も解決可能やろう。




 我が国は資源小国て言うけどせやない。水資源が豊富やからこそ鉄や船や半導体が作れるねんがな。もっとも、野菜とか牛肉をようさん輸入しとるさかい、バーチャルウォーターの輸入大国でもあんねんけどの。




 吉野家の牛丼があんだけ安い値段で食えるんは、安い米国産の牛肉のおかげであり、国内産の牛肉だけで日本人の欲求を満たすんはムリやろう。わしらビンボタレには国産牛肉なんか食われへんねんさかいにの。最早わしらの嗜好は国際分業なしには考えられへんようになったある。




 せやけど、日本の責任とは別に、今の我が国は北東アジア地域で孤立しかかっとる。中国からの輸入が完全に杜絶した場合のことも考えやんとあがんが、それが食糧安保の考え方や。我が国の生命線がどこにあるんかもちゃんと書けんで、どーでもエエことばっかし書いとるさかいこの教科書はあかんちゅうねやないかアホ。戦争なったら我が国は牛丼ぐらいガマンせなあかん国土条件にあんねんど。いや、大阪人はカレーの肉かて牛肉やなかったらあかんし、影響は東京以上に深刻やな。




 経済戦争は核よりもえげつのうで、一瞬にして経済大国を滅ぼす。不況は何億人もの世界人口減少効果を齎す危険性がある。そういうことを中学生に教えることを躊躇っとってはあかん。(つづく)