大阪市の橋下のコスプレの意を受けて、同市教育委員会が同市立桜宮高校の体育科・スポーツ健康科学科の入試を中止することを決定したら、それに対する反対の声が雲霞の如く湧いて出て来とる。
「受験生が可哀想や」と言うが、わしに言わしたら、あんな先輩やその保護者のおる学校なんぞ入れさせられる方が余程可哀想や思うど。キャプテンの悲劇は単に暴力教師がおったさかい起こったんとちごて、インパールの佐藤幸徳中将風に言うたら、「大阪市・市教委・桜宮高校教員・同高生徒・生徒の保護者のアホの５乗がキャプテンの悲劇を招いたのである」てとこやろな。
悪いが、今回の事件については生徒の方にも相当にツッコミ所がある。キャプテンを何十発もしばきあげる異常な教師を放置したんは副顧問らだけやなしに他のバスケ部員もせやろう。おのれらがしばかれへんのをエエことに、いやそれよりもわがの大学の推薦入学欲しさに黙っとってんからの。こんな連中を先輩に持つ生徒は先輩みたいになってまうさかい不幸である。中止は当然やな。
しかもや、こいつらのうちの一部だけかもしらんが、バスケ部はこの暴力顧問が学校に黙ってヤミ寮を用意し、そこで高校生だけで生活さしとってんやんけ。んで、そこの寮生がバイクの無免で捕まったことでヤミ寮の存在がバレたちゅうねんさかい、同情の余地はほとんどあらへん。剰え、このヤミ寮の用意には保護者会も加担しとったちゅうねんさかい、この学校の乱脈は骨絡みやな。
ここの保護者は他にも、事件を起こした暴力顧問を激励し、自殺した生徒の親の責任を言立て、桜宮を批判した評論家の留守電にヤクザ口調のメッセージを残したりと、相当に問題のある連中であることが分かってきた。仮に、体育教師や顧問を総入れ替えしたとしても、このクソ集団の３分の２ィは来年度も残んねんさかい、結局元の木阿弥になる危険性は払拭でけてへん。その意味で今回の「普通科への振り替え」措置は「看板の掛け替え」ちゅう批判は的を射てるて言える。
体育科・スポーツ健康科学科に入学せんでもスポーツ選手になれるし指導者にもなれる。例は最悪かもしれんが、この暴力顧問は桜宮OBとかとちごて、普通科高校出である。それに、暴力は論外やが体罰でスポーツが上手くなるぐらいやったら誰も苦労はせん。日本中の脳ミソ筋肉の体育教師は桑田真澄氏の共著本でも読んで出直せアホ。何？漢字読めん？さよか。ほな今すぐ教員免許返上せえ。
国・自治体・学校法人には、健全な学びの場を提供するちゅう社会に対する義務があり、もし自らが提供する学校が不健全な状態に陥った場合には、直ちに入学生の受け入れを中止し、可能であれば在校生を全員転校さすぐらいのことをしやんとあかん。せやけども、今回の事件が発生したんが12月の下旬やったことから、緊急避難的に今回のような措置とせざるを得んかった事情もある。それに、転校なんかおいそれとでける訳もあらへんしの。
そういうことを無視して、単に橋下を叩く目的で、それとも社会的弱者である高校生や受験生の肩持って正義の味方を気取りとうて、生徒の総意を代表する生徒会やなしに、部活を是非とも復活さしたい立場の前キャプテン連中を集めて記者会見さしたりする大人の方がどんだけきちゃないんかは言うまでもナイやろう。結局のところ、入試中止を反対しとる奴らの大半は、生徒のことを考えとるポーズをしとるだけの軽佻浮薄な存在て断じることがでける。
