日米安保と社会党と来れば思い出した。李承晩ラインで日本の漁船が次々と拿捕され、死者まで出てんけど、ある漁業関係者の社会党議員への陳情が功を奏して、国会質問で「日米安保条約に則って米軍に韓国を攻撃させよ」との発言が飛び出すに至った。つまり社会党の安保反対は与党攻撃の方便に過ぎず、日本人の北朝鮮による拉致を「でっち上げ」と強弁したこともあるが、社民党が国政レベルから消滅するのが時間の問題になってんのも当然の帰結と言えるやろう。これも中学生には生々し過ぎる事実やろうが、「社会党などは安保条約そのものに反対の立場をとり」の行はこの事実からして大いに引っかかる。
池田のカバの「所得倍増計画」はものの見事に成功したが、同時に物価まで倍増したぞ。
いや、物価が上がるんはある程度は致し方ないこっちゃがな。それまで弱すぎた円が強くなってんさかいの。逆に、今の円は強すぎてあかん。日銀総裁に白川を選んだだけでも民主政権の失敗は明らかやな。
ナンボ歴史教科書やから言うて、テレビ・洗濯機・冷蔵庫を「三種の神器」て記述することに躊躇しとったらあかんから、この点はある意味評価でける。これは３Cについても同様である。でもの、ホンマもんの三種の神器（鏡・剣・勾玉）のこともどっかでちゃんと触れとかんとあかんやろう。これかて一応は日本の歴史教科書やねんから。
それに、ひばりヶ丘団地（田無・保谷・東久留米町：当時）の場所ぐらい書いといたれや。どーでもエエこっちゃろうが、教科書が不親切ではあかん。
文化財保護法が法隆寺金堂壁画焼失・鹿苑寺金閣放火・松山城落雷炎上の後になってようやっと制定されたみたいに、公害対策基本法も政府・国会が後手後手に回った挙句の成立やったことは、是非とも書いとかんとあかんことやろう。
武田のおっさんは環境省を真っ先に潰すべきやと言うとるけど、それにはわしも賛成や。こんなん、環境利権にお墨付きを与えるだけの有害官庁であって、ある意味公害よりもえげつない。（つづく）
