E-BOMBERのアホアホブログ

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「新しい日本の歴史」はやっぱしあかんかった(71)

 やっと現代史にまで漕ぎ着けた歴史教科書批判やが、現代史にもツッコミ所がようさんありそうで頭痛いわい。




 「連合国は新たな戦争を防ぐため、国際連合を結成した」とは、執筆者が国連をしらんことを如実に表しとるなこれは。連合国(united nations)ちゅう語ォでは、占領政策が将来に亘って永続するかのような印象を与えるとして、日本が独自に「国際連合」の訳語を編み出したんが実情やないか。




 尖閣諸島よこせと吐かす中国が日本に対して「敗戦国云々」と言うたんは、「国連」はその実「連合国」であることを端的に示す証拠である。安保理常任理事国のホンネは、第二次大戦の勝者と敗者の立場を永遠に固定化することにあることを、常任理事国を目指す日本とその国民は強く認識する必要がある。




 それに、国連が新たな戦争を防ぐ機関であるとは笑止千万である。教科書の執筆者が、よもや国連の「敵国条項」をしらんかったとはのう。敗戦国の日独伊がヤルタ・ポツダム体制維持を脅かす行動に打って出た場合、国連はこれを阻止することがでけるてそこに書いたあんねんやんけ。体制の維持と戦争の防止が等価な訳あらへんやろがアホめ。




 これを知った中学生は、果たして国連をどない思うやろのう。ちゅうか、国連が単なるヤルタ体制の維持装置であることを教科書が意図的にしらせんかったことを知った中学生は、大人をどない思うやろうのう。今の教育の現場が混乱しとる原因の一つには、現在の教育が欺瞞に満ち満ちとることがあるやろう。




 つまりわしらは、サンフランシスコ平和条約締結までの間、国際連合によって占領されとったんと一緒やちゅうことを理解する必要がある。国連中心主義とは中ロを含めた連合国に追従することに他ならんちゅうことを知れば、国民も国連に対する見方が変わるやろう。わしはこれまで何遍も言うてきたが、国連ちゅうのんはNATOワルシャワ条約機構と何の変わりもあらへんのんや。(つづく)