E-BOMBERのアホアホブログ

アホなことであろうが何であろうが、わしは書きたいことを書く。ガンバレ○神タ○ガース!

「新しい日本の歴史」はやっぱしあかんかった(61)

 第二次大戦が起こった最大の理由は、第一次大戦後にヨーロッパに蔓延した平和主義(厭戦主義)である。このことを教えんでは歴史には何の意味もナイ。戦争を起こさせん為には、「や○きのそこまで言って委員会」でお馴染みの田嶋陽子みたいな連中をこの世から完全に抹殺する必要があることを国民一人ひとりがちゃんと理解しやんとあかんねんやんけ。




 しかるに、この教科書の第一次大戦から第二次大戦までの歴史の記述の空疎なことよ。これはもう、中学レベルやさかいそこまで詳細に書かんでもとか言うてる場合やあらへんど。もう二度と世界大戦を起こさせんためにも、ここの部分だけは中学生が相手でも、高校を超えて大学専門課程レベルの授業をしやんとあかん。二重否定は強い肯定やと高校の古典の授業で習わんかったか?




 第二次大戦が起こったんは、ミュンヒェン会談で英仏がドイツと事を構えるんを避けたい余りにチェコのズデーテン割譲で妥協することに始まった。これでヒトラーは「いける」と思い、しまいにはチェコスロバキア全土を併呑した。領土については絶対に譲ったあかんちゅうことを、尖閣竹島の問題(尖閣竹島も日本固有の領土やさかい、厳密な意味では尖閣は領土問題とは違うが)を抱える日本国民にはこれを強く意識さす必要がある。




 「帝人事件」なるフレームアップしてまで政権を奪取しようとし、遂に政権の座についた「検察ファッショ」の巨頭平沼騏一郎やったが、独ソ不可侵条約に際して「欧州情勢は複雑怪奇なり」と捨てゼリフして政権をあっさりと放り出しよった。当時の日本も現在と同様に政権は不安定やったが、これは軍部大臣現役制の弊が最大ではあったにせよ、国民の大半が政府や軍部やマスコミやらに洗脳されとったことも大きかったやろう。代議員による議会政治を行ってる以上、政府も国会も国民を写す鏡であることを国民はもっと自覚する必要がある。




 「アメリカは中立法で参戦できず云々」の書き方も気に入らん。わしやったら「米は英国に大量の軍需品を送りはしたが、中立法のため動員できず、このため英は苦境に立たされた」て書くぞ。チャーチルは「例えイングランドが苦境に陥ったとしても我々は戦い続ける。新世界が旧世界の秩序回復に足を踏み出すその時まで」と悲壮な決意を語ってることから直ちに分かる。中立法は多分に独善的な法律やったと戦史研究家の児島襄は指摘しているが、どこぞの国の9条に似てへんけこれ?(つづく)