E-BOMBERのアホアホブログ

アホなことであろうが何であろうが、わしは書きたいことを書く。ガンバレ○神タ○ガース!

「新しい日本の歴史」はやっぱしあかんかった(57)

 中国の共産党支配体制が崩壊し、その国土が四分五裂しようものなら、我が国をはじめ周辺諸国への影響は多大なモノになるやろうが、中長期的な視野から見れば、その方が北東アジアの安全や経済のためにも有益やろうことは理解でける筈や。それに、中共を倒さんと北○鮮の金王朝も倒れんし、金王朝を倒さんと拉致被害者も戻らんとわしゃ思う。拉致被害者の家族に残された時間も無限やないさかい、今回の反日テロを奇貨として北京政府を転覆さすぐらいのことをせえ。今の民主党政権には望むべくもないが。




 さて、柳条湖事件をきっかけにした満州事変は、関東軍の暴走によって起こり、しまいには溥儀を傀儡皇帝とした満州国建国にまで至る。本来やったらこのことを批判するんが新聞やマスコミの仕事の筈やのに、あろうことか新聞は政府の不拡大方針を弱腰と批判し、関東軍の暴走を賞賛する始末やった。日本を太平洋戦争に引きずり込んで破滅に追いやった責任の一端は新聞にもあったことを、教科書には力を込めて書いてもらいたい。せやのに、こんな平板な文章ではそれが伝わりにくい。




 犬養の5・15遭難死以降、日本の政治に対する軍部の影響力が増大したが、その軍部に当事者能力が欠如しとったことが、2・26事件ではしなくも露呈する。軍部は暴徒鎮圧を決断でけんかって、それを見た昭和天皇は怒りのあまりそれまで堅持して来られた立憲君主をの立場を翻し「朕自ら近衛師団を率いて賊徒を鎮圧せん」と宣言し、これをきっかけとして事件はようやっと収束に向かった。昭和天皇が擅制君主として振舞ったんは過去に2度(張作霖爆殺事件で田中オラガビール宰相を辞任さしたんを入れたら3度)しかあらへんかったが、これがその1(2)回目と見られる。




 2・26で陸軍がこんだけ醜態をさらしとんのにそれを批判せんかったマスコミも情けなかった。当時の新聞は新聞紙条例が強化された新聞紙法によって検閲の対象にはなっとったが、それにしたかて書き様はナンボでもあったやろう。今でもブン屋は東大で一番デキの悪いのんがなっとるそうやさかい(朝日は東大からは見向きもされんようになったそうやが)、世間をミスリードする危険は多分にあることを念のために注意しとこう。(つづく)