E-BOMBERのアホアホブログ

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「新しい日本の歴史」はやっぱしあかんかった(54)

 現今の世界情勢は、橋下のコスプレ維新の会の擡頭に加え、世界同時不況やの、中韓反日運動やの、TPP(環太平洋経済連携協定)加盟問題やのと、第二次大戦前夜そっくりになってきた。日本の政治家や外交官には、歴史の基礎知識がしっかりとした人になってもらいたいが、大丈夫なんやろか甚だ心許ない。




 前にも書いたが、スタ公率いるソ連邦プロレタリア独裁政権なんか1日たりとも樹立されたことのあらへんエセ共産国やが、計画経済が成功したんは、ここに書いたある通り、「元々の経済水準が低かった」ことが一番大きいやろう。ほんでから、後の自由主義国家においても「○○五カ年計画」言うて計画経済の手法が取られるようになったことを書けばもっと良かったやろう。




 「政策決定に時間のかかる議会政治」に対する国民の苛立ちをうまいこと利用したんがヒトラーであり橋下徹である。コスプレの方は国政進出はまだ先になるやろうが、民主政体にトップダウンの手法を取り入れるためには首相公選制採用のための憲法改正が必要になり、大阪都以上にそのハードルは高かろう。せやけども、憲法9条は既に限界が来てるんで、憲法改正への国民の理解は以前よりも得られやすなってるやろう。何れにせよ、コスプレの動向を注視する必要がある。




 ナチス・ドイツロカルノ条約を破ってラインラントに進駐するなどしても、なして英仏や国際連盟が有効な手ェ打てんかったか書かんではあかんやろう。それは、ドイツに対する中立国などの同情と、協商国側の「後ろめたさ」やろう。巨額の賠償金を課した挙句に植民地を奪うやなんてえげつないことしたさかいこないなってんやんけ。その反省もあって、日本は負けても賠償金は取られんかってんがな。




 ロンドン軍縮会議といわゆる統帥権干犯問題については以前別んとこで書いたが、これは政府による明治憲法12条に書いたある「編制権」の行使であって、参謀本部の帷幄上奏にかかる統帥権の干犯には当たらんと思われる。こら要するに軍部と政友会がいちゃもんつけただけのこっちゃんけ。もしかこれを統帥権干犯ちゅうんやったら、それこそ三等水兵を二等水兵に進級さすことまで統帥権干犯なってまうやろう。この教科書も、旧憲11条は載しとるが12条は載しとらんのんがあかん。統帥権干犯問題は現在でも論争の対象やねんさかい、尚更載しやなあかんがな。(つづく)