E-BOMBERのアホアホブログ

アホなことであろうが何であろうが、わしは書きたいことを書く。ガンバレ○神タ○ガース!

「新しい日本の歴史」はやっぱしあかんかった(43)

 昨日(9日)出かける前に「や○き不在の委員会」見てんけどの、「世襲外交官はやっぱしあかんな」て思たんは恐らくわしだけではあるまいよ。ただ、同情すべきは、彼ら外交官には軍事力ちゅうパートナーが欠けとることやけどな。




 外交史も歴史の一分野であり、中学レベルの歴史教科書であっても、外交史の基礎から遊離しとるようではアウトや。ナンボ国内で共産主義革命が起こって帝政が転覆した言うたかて、英仏露三国協商を踏みにじって単独媾和さらしたことは外交上のこの上ない反則行為やちゅうことを書くぐらいでなかったら、外交史の基礎にはならんわな。




 しかも、「ソビエトは世界初の共産主義社会の実現をめざす政府」とは、一体何十年前の話しとんねんアホ。ソ連邦は建国から解体に至るまで一度たりともプロレタリア独裁政権が樹立されたことあらへんねんど。レーニン皇帝は「レーニン親衛隊」なる貴族階級で自らの周囲を固め、元ロマノフ朝のスパイやったスタ公は実権を握るやレーニン親衛隊を粛清し、それに代わって特権階級(ノーメンクラツーラ)ちゅう茶坊主衆をこさえることによって庇護せしめたんが実情やんけ。




 まずの、これまで人類の誰もが経験したことあらへん「プロレタリア独裁体制」をそない簡単に樹立でけるぐらいやったら誰も政治に苦労せえへんわい。そんなんに比べたら、プロレタリア独裁だけを看板に掲げて、「最高会議幹部会議長」ちゅう名目上の皇帝を設けて、「ソヴィエト共産党中央執行委員会書記長(第一書記)」が実権を握って、「閣僚会議議長」がそれを輔佐し、共産党中央委員会政治局員・同書記ちゅう貴族が彼らを支える体制の方が過去に経験あるさかい楽やんけ。人類はそない簡単にカシコになられへんちゅうことにもっと早う気づけよ、この「役に立つ白痴(レーニンの言)」共よ。




 生産手段を国有化したんはソヴィエト帝国の王侯貴族が国家の富を独り占めしたいがためやし、曾ての農奴は相変わらず農地に縛り付けられ、「要するに国号だけが『ソヴィエト社会主義共和国連邦』に変わっただけで、その実体は相も変わらず帝政ロシアのまんまやった」て書かんようでは正確な情報を中学生に伝える使命を果たしたとは言えず、こんなんを教科書とは言わん。(つづく)