E-BOMBERのアホアホブログ

アホなことであろうが何であろうが、わしは書きたいことを書く。ガンバレ○神タ○ガース!

「新しい日本の歴史」はやっぱしあかんかった(42)

 近現代史の検証はホンマにしんどいが、ここまで来たら最後まで行かんとあかんやろう。




 渋沢栄一によるとやな、伊藤俊輔(博文)が維新前に山尾庸三と共に国学者塙次郎をぶち殺したらしいがな。これはまだ確定してへんねんし、「大日本人名辞書」でもんなこと一言も書いてへんけど、初代内閣総理大臣がこれでは、ロッキードで角さんのやったことなんか大したことナイやんてつい錯覚してまうわなあ。




 「歴史絵巻~近代2~」で、犬養が「周章てずとも良い。話せば分かる」ちゅうた相手は犬養木堂をぶっ殺しに来た軍人連中に対してであるちゅうことがこれで分かるんかいな?




 しかも最後の「終戦」は違うやろう。8月15日は「敗戦記念日」やろうが。ただ、第5章の見出しに「大和」をつことることは評価でける。昭和十年代の日本は既に一部の分野では高度な技術を身に付けとったにも関わらず、それを運用する立場の衆が総じてアホやったさかい、それを使いこなせんままに敗戦を迎えた訳やな。それについては後でナンボでもツッコミ倒せる機会はあるやろさかいここでは流す。




 第一次大戦前のヨーロッパ情勢を詳しく説明せんで、なして第一次大戦が起こったんかを説明せんのんもこの教科書のサボタージュやろう。これやから学校でつことる教科書の類はあかんねんやんけ。「生徒に考えさせる」ちゅうポーズを取っとったらそれなりに恰好がつくさかいのう。




 わしは、中学生に主体的に歴史を考えさせることが中学生のためになるとは思えん。彼らには、むしろ完成された考えを示したるんが義務やとさえ思う。それが誤謬を伴うモンである危険性はあろうが、誤謬を恐れては教育そのものが成り立たんのではあるまいか。わしゃ小中高を通じて、竹島大韓民国に不法占拠されとることは習わんかったが、学校出た後の学習で、それが不法占拠やちゅうことを学んでんやんけ。学校の学習が全てやちゅう風に考えるさかい文科省はあかんねんやんけ。むしろ学校出た後のことを考えるんが筋やろう。日本人の平均余命から考えたら、18年いうたら4分の1足らずやぞ。(つづく)