E-BOMBERのアホアホブログ

アホなことであろうが何であろうが、わしは書きたいことを書く。ガンバレ○神タ○ガース!

真に地方経済発展のための公共事業を探る(2)

 地方の商業の凋落の様を形容するんによう使われる言葉に「シャッター通り」があるけど、地方経済を再び発展さすことは、この閉まったシャッターを再び開けることとは違う思う。


 何でや言うたら、今の若い人は、個人商店主と顔突き合わしもって買い物するんに慣れてへんし、そんな人間関係の中で個人商店主なったかて儲からんのは当たり前や。わしかて買い物は個人商店やなしに近所のイオンモール行くで。


 せやけど、ららぽーとにしてもイオンモールにしても、どっちゃも首都圏の会社やから、その売り上げは皆首都圏に吸い上げられてまう。それやったら、遅まきながら似たよな商業施設をどないかして地方の手ェでこさえやんといかんやろう。わが買い物が地域の経済を地方の財政を支えるちゅうたら、既存のららぽーとイオンモールほってでもそこへ買い物しに来るんと違うかな?もちろん、商業施設としての魅力も必要やが。


 それに、地方のイオンモールはクルマには便利でも鉄道利用客には不便なんが多い。モデルにすべきは「イオンモール北花田」やろう。ここは、地下鉄北花田駅に近いこともあって、終日賑わいを見せてる。おまけにバス停もあって、高島屋堺店のある堺東から、高島屋と縁浅からぬ南海が「イオンモール行き」のでかい看板掲げてバス走らしとる。ただ、道路が余りにも貧弱で、交通渋滞が慢性化しとるんが問題である。JR伊丹に近い「イオンモール伊丹」も同じである。


 つまり、何言いたいか言うたら、地方の活性化に何が一番大事な公共事業かて聞かれたら、「それは生活道路と鉄道在来線や」ちゅうこっちゃがな。


 ところが世間一般の人々は、見てくれだけで高速道路と新幹線を有難がりよって、小野五郎・埼玉大名誉教授の主張する「ストロー効果」には全然耳を貸さん。地方を盛り上げるためには、地域住民がカシコなって、高速と新幹線を排除する必要すらある。わしに言わしたら、地方の凋落を招いた張本人は、利権にしがみつく政治屋とちごて、むしろアホな地域住民そのものである。(しまい)