E-BOMBERのアホアホブログ

アホなことであろうが何であろうが、わしは書きたいことを書く。ガンバレ○神タ○ガース!

省エネももっぺん考えてみるかのう(1)

 新エネルギーを考えるだけやなしに、省エネについて改めて考えてみるんも、エネルギー問題の叙述には欠かせん。日本は省エネ技術は世界一やけど、商業原子炉の基数はもう増やせんやろし、これまでより一層の省エネが必要なんは火を見るよりも明らかや。エアコンは省エネ化が進む一方で全国での稼動台数は温暖化もあって増えてるやろし、テレビは液晶なったけどサイズがでかなって1台当たりの消費電力はむしろ増加しとる。プラグインハイブリッド車や電気自動車が普及してしもたら、夜間のベース電力が足りんようなるちゅう指摘もある。新幹線かてスピードが年々上がっとるし、消費エネルギーが速度の二乗に比例して増えることを考えたら、ナンボ飛行機より省エネちゅうたかて、少しは考えやんとあかんやろう。


 そこで今回は、主に「少量公共交通機関の動力車」と「光源」の二つに絞って、それらについてのわしの勝手な展望を書いてみたろかて思う。


DMV)これは、鉄道車両とバスの二つの姿態(デュアルモード)を持った乗り物で、JR北海道の柿沼副社長が、児童バスからヒントを得て開発を始めたものである。同じサイズのバスより重量があるし、輸送人員も少ないんで、一見すると「省エネ」やなさそうな印象があるが、使い様によっては省エネになる可能性があるんで、これについての私見を縷説したい。


 「バスや鉄道車両は、それぞれに特化した進化を遂げればよろしい。わざわざそれをまとめる必要なんかあらへん。乗り換えたらエエだけの話やないか」ちゅう意見が、一般の大勢を占めてるみたいや。これはこれでその通りであるが、マイカーが定着したんは、ドアツードアの気安さと利便性が公共交通を圧倒した結果である。少子高齢化社会を迎えるに当たって、乗り換えのわずらわしさはこれまで以上にクローズアップされるんは間違いないし、バスツアーが隆盛を極めていることからも、目的地まで一本で行けることがどんだけ大切なんかがわかろうちゅうモンや。


 そこで、省エネ性をある程度確保しつつ、通常の鉄道ではカバーでけんフィーダー輸送(出発地から駅、駅から目的地までの補助的な輸送)もこなせる車両の導入がどうしたかて必要になるんやがな。


 鉄道がクルマやバスよりも省エネな理由は、前にも書いたかわからんが、表面が滑らかなレールの上を滑らかな鉄の車輪が回るさかい、走行抵抗が極めて少ななるからやな。加減速特性が悪いんが欠点やけど、少ないエネルギーでようさん運べるんで、大量高速輸送に向いてる。


 ほな、何でそんなんを過疎地の少・中量輸送手段にすんのがエエのんかを、次に書くことにする。(つづく)