E-BOMBERのアホアホブログ

アホなことであろうが何であろうが、わしは書きたいことを書く。ガンバレ○神タ○ガース!

電源周波数はこの際60ヘルツに統一せえよ

 今回の大震災で、50ヘルツ地域の電気設備が大打撃を被り、電気の需要が増える夏に向かって、東北の復興と関東の市民生活に多大な影響が出るんは避けられんようやな。東北・上越新幹線の架線電源周波数を50に決めたおっさんわしゃ誰かしらんが、今からでもそいつのドタマしばきに行きたいわい。「オール電化」も災害に対して脆いこともさらけ出された。やっぱし「ウィズガス」のがエエねんなあ。わしゃ日本ガス協会の回し者とは違うが、西日本では鉄筋14畳の部屋がリンナイの小形のガスストーブ(それも出力半開)とサーキュレータだけで、真冬でも室温が20℃なるんである。しかもこれはやかん乗して湯ゥ沸かせるんで、ローテク製品のくせにガスファンヒータに比べたかて遜色あらへん省エネなんねんやんけ。


 先進国で、電源周波数が統一されてへんのは日本ぐらいやそうやんけ。これだけ取っても、日本の電力行政がいかにブサイクやったかがようわかる。本来やったら、コンプレッサとかのエネルギー効率のエエ60ヘルツに統一すべきやってんやがのう(送電時の誘導損は若干大きなるが)。


 日曜の「や○きの委員会」で三宅のジジイが「伊勢湾台風近鉄名古屋線標準軌改軌」の例え話をしておったが、これは「禍転じて福と為す」の好例として、鉄道関係者の口によう上ってくる。1067mmやった名古屋線が壊滅的打撃を受けたが、単に復旧するんでなしに1435mmに改め、名阪直通を実現さして業績が大幅に改善したちゅうあれやな。名阪間の輸送は、64年新幹線開業によって国鉄JR東海が他を圧倒しとるが、それでもなお、近鉄は名古屋と「ミナミ」との間の安価で良質なサービスを売りに、一定の需要を保持して現在に至ってるんは周知の通りやろう。要するに、電力でもこれをやれちゅうこっちゃな。いや、やらんとあかんし、国有化かてあり得る東電の発言力が低下しとる今こそチャンスやんけ。


 遅まきながら、この国の周波数を60に統一しましょうや。設備投資の総額は厖大になるやろが、規格統一のメリットで損失はある程度までやったら国全体で回収でけるし、失業率の高い東北の振興には打って付けやがな。過渡的な対策として60/50サイクロコンバータでしのげるとこはしのいでもろて、民生用機器もUSBその他直流でいごくとこは直流電源でいごかしてもらうんやんけ。LED電球かて、電源が交流やさかい平滑回路要って値段高なんねんけど、直流やったらそんなんいらんねんしの。テレビもラヂヲもノートブックも、DCでいけるがな。DCには「充電する」ちゅう安全性の問題があるんで「直流配電」ちゅうわけにはいかんけど、一般家庭の引き込み口の一部に大きいACアダプタ(50/60Hz)つけて、エアコンや冷蔵庫専用に、当面50ヘルツのACを残すねん。冷蔵庫やエアコン・電子レンジの買い替えのときはヘルツフリーのインバータにしてもらうとしてやな。まあそんでも巨額の投資が要んねんけどの。


 「貞観東日本大震災」を無視して福島の原発の耐震レベルを震度5でエエと決めつけ、今回みたいなスリーマイル超級の事故を「想定でけんかった」と吐かしよった地震学者に、かくも地震津波に対して脆い原発を平気で推進さらしよった原子力安全・保安院もしばきに行きたいが、生憎わしもそないヒマではないんで、せいぜいブログでしばく程度しかでけんのが残念である。