E-BOMBERのアホアホブログ

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槇尾川ダムの建造中止と居住地の安全確保

 大阪府橋下徹知事が、既に躯体工事が進捗している和泉市の槇尾川ダムの建造中止の方針を示し、関係各所で波紋が生じている。


 ダムから河川改修に切り替えることで、新たな土地買収など、ややこしい問題が発生するみたいやけど、長期的に見れば妥当な判断なんかもしれん。断定的なことはよう言わんが。


 やけどの、この世に100%・未来永劫絶対安全なモンなんかあるわけあらへんやろが。78年ごろのスリーマイル島原発事故を受けての国会での「原発は絶対安全か否か」のやりとりのアホらしさよ。絶対安全でなかったらあかんのやったら、ダムかて決壊の危険があんねんさかい、水力発電かてアウチやろう。わしは原発の積極推進論に与する意図は毛ほどもあらへんが、つまりは、いかなるプラントでも事故発生率を0%にすることはでけんちゅうこっちゃがな。こんなんは通信工学科とかで教えてる品質管理をかじったらすぐわかることやがな。


 0%はムリやし、0%に近づけようとするだけでも際限のない話で、それこそどんだけカネ積んだらエエんかてことなるがな。1時間降水量65ミリの大雨いうたら相当えげつない降り方で、近年この手の集中豪雨増えてるいうたかて、そない滅多にあるこっちゃあらへんど。


 ほんでからの、こんなん言うたら怒ってくるかもわからんがの、ナンボ住み慣れた土地やいうたかての、災害の危険度が高いことが端からわかったある地域に住み続ける住民の側に全く問題がナイて言い切れるんけ?憲法では居住・移転の自由を謳っておるが、これはの、そこに住み続けるのも自由やけど、そこで災害に遭うんもまた自己責任やっちゅうこっちゃないんけ?手元不如意で移転もままならん事情がある場合もあるさかい、これは福祉にも絡む問題として議論を続けやんとあかんのやろうがの。


 ○神・淡路の地震普賢岳新燃岳噴火やなんて例を挙げるまでもなしに、日本は自然災害大国であり、日本国内にしがみついてる限り、地震の恐怖から逃れることはでけんとは思う。せやけど、水害とかの危険がある所に人をようさん住まわせておいて平気でおってはあかんやろう。国も自治体も今は借金まみれで有効な手も打てんのやろうけど、危ない居住地を放置してエエわけがない。人口減少をむしろ奇貨として、国民全員が安価で安全な場所で生活でけるような仕組みづくりを始めやんとあかんやろう。