九州新幹線長崎ルート（博多－武雄温泉－長崎）の計画が危機に立たされとるそうやないか。ちゅうかな、こんな新幹線いらんに決まったあるやないかアホンダラ。
こんなアホな新幹線推進しとるアホどもは、しなの鉄道・IGRいわて銀河鉄道・青い森鉄道・肥薩おれんじ鉄道とかのことちゃんと勉強さらしとんのんかアホンダラボケカス。採算の合わん新幹線こさえて、採算の悪化した並行在来線残して見ィ、結局その赤字をやな、地元の自治体とかが尻拭いしやんとあかんねんやんけアホ。地方分権が叫ばれとる昨今、これ以上地方の財政逼迫さしてどないすんじゃいアホンダラアホ。前原国交相だけやなしに、地元佐賀の原口総務相も「こんなんいらん」言えるんやったら言うてみィ。ほしたら民主に対する罵詈雑言少しは控えたらァｗ（新幹線には直接関係あらへんが、それにしても石井一ちゅうんは下卑たこと吐かす政治屋やのう）。
わしの見るところではあるが、長崎ルートに新幹線こさえたかて、大した経済効果は挙げられんばかりか、却って借金で苦しむことになるやろう。この新幹線の直接の恩恵に与れるんは佐賀市・武雄市・彼杵町・嬉野町・大村市・諫早市・長崎市の７自治体に止まり、ルートを外れた鹿島市・佐世保市・有田町・太良町や肥前山口の地盤沈下を招くやろう。ハウステンボスかて博多から鉄道１本で行けんようなるさかい、来客減って２次破綻するかもわからんで。
ここまで言うてもわからんちゅうんやったら、しなの鉄道の苦境を説明したろか。しなの鉄道ちゅうたら言うまでもなしに、「長野新幹線（北陸新幹線）」開通で軽井沢－篠ノ井間の「信越本線」をJR東から切り離してでけた「第３セクター鉄道」や（横軽間は廃止の憂き目に合うてしもた）。何でJR東が打ち捨てたかっちゅうたら、要するに採算が合わんからやんけ。軽井沢は首都圏にとっては憧憬の避暑地か知らんが、長野県民からしたらそない求心力のあらへん単なる「北佐久郡軽井沢町」や。菅平の方がよっぽど涼しいわい。新幹線の軽井沢駅は賑わうても、しなの鉄道の軽井沢駅や中軽井沢駅はそない儲かってへんで。沿線に十万都市の上田市があってもこの成績や。篠ノ井－長野間を取り込めたとしても状況はあんまし変わらんやろう。
ちゅう訳での、しなの鉄道の沿線自治体はの、この赤字線の穴埋めの財政出動を強いられとんねんやんけ。新幹線乗らん一般住民からしたらお荷物以外の何者でもあらへんわいな。こんなん造るくらいやったら、在来の長崎線・佐世保線の高速化工事の方がよっぽど地元に喜ばれるで。線形が悪いんやったら制御付き自然振り子の車両を導入したらエエし、輸送力不足ちゅうんやったら交換設備増やしたらエエやろが。長崎－佐世保間の需要かて結構あんねんさかい、大村線や長崎線の諫早－浦上間の輸送力増強とかにもっと力入れやんとあかんのと違うか？
新幹線ちゅうモンはの、その最大需要を産み出す都市（この場合は博多）から概ね３００ｋｍ程度の路線延長がなかったらその効果を十分に発揮でけん鉄道路線や（３００ｋｍ以内やったら、余程大きい需要があらへん限り、在来線の改良を検討すべきである）。わしはこの「並行在来線問題」について書くとき、いつも「南海線に新幹線走らす（や〇きた〇じん調）んはムリやが、新幹線に南海線走らすんはでける」の持論を展開することにしとる。地域交通を犠牲にしてまで新幹線に固執するなんざ烏滸の沙汰である。最後に改めて率直に言う。
長崎ルートを通そうとしとるヤツらは救いようのないアホじゃ。
