E-BOMBERのアホアホブログ

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「普天間」は宰相の首を挿げ替えても解決せず

 とりあえずは選挙の体裁を整えるために樽床氏を当て馬にした茶番代表選の結果、菅直人氏が代表になって、首班指名を受けた。閣僚と党の人事は8日までにまとめる方向らしい。どうも、親小沢派は冷や飯喰らいになるみたいやが、懲罰人事で適材適所が徹底でけるかどうか心配である。それよりも、もともと寄り合い所帯で所所に亀裂が走っとる民主党にあって、今回の鳩山・小沢揃っての退陣で、その亀裂がより深まった印象がある。菅氏が広く党内の意見を聴くことを強調せざるを得ないのは、前の内閣で閣内不一致に近い状態やったんを反省する意味もあるやろが、民主分裂に危機感を抱いておるからかも知れんの。


 鳩山由紀夫内閣の命脈を尽きさした「普天間」移転問題は、周知の通り自民政権からの持ち越し課題で、「自民党政権時代にも、辺野古の海に杭一本打ててない(鳩山前総理)」ことからもわかる通り、その解決が極めて困難な問題である。せやから、菅氏が「腰を据えてやる」というのは至極当然のことであり、前政権みたいに拙速に過ぎた対応で沖縄と米国双方に不信感を扶植するの愚行は絶対に避けやなあかん。


 フィリピンに米軍基地がのうなったら、比近海に中国の艦船が出没するようなったそうや。沖縄から米軍が撤退したら、台湾海峡の波高うなることは軍事のシロウトさんのわしらでもようわかる。ヘタこいたら、日本かて無事ではスマンかもわからん。自衛隊には集団的自衛権どころか自衛権行使の権限すらあらへんさかい、沖縄にこれを置いたかて台湾にニラミなど効かん。何時でも何処でも殴り込みをかけれる海兵隊でなかったら、抑止力にはならへん。沖縄には米軍以外の軍事力を置いても何の意味もあらへんのである。


 せやけど、先々週の「や〇きのそこまで言って委員会」の「ヘリ空母」導入案は、解決策の一つとして検討してエエのではなかろうかと素直に思えるのである。空母は陸上固定目標である基地とちごて海上移動目標であり、巡航ミサイルとか雷撃機とかで攻撃しやんと撃沈でけんが、基地攻撃は直衛戦闘機つき戦略爆撃機でもでけるし、その気になれば迫撃砲などで武装したテロリストでも攻撃でける。移動かてでけるんでコンパスの針(中心)の位置を変えれるんも大きい。このテの案はこれまで政府内や日米間で検討されたことがあらへんのやろか?普天間基地移設の代替案とするかどうかは兎も角も、これは今後の防衛のあり方に変化を齎す可能性を秘めた妙案かも知れん。ちゅうか、日本は四辺を海に囲まれとんねんさかい、マリンフォースが国防の中心にならんならん国やんけ。極端に言うたら、陸自の師団の一個や二個へずってでも、その分海と空とにカネをかけるんが当然やないか?


 「普天間」は、宰相の首を飛ばしても、政権交代が起こっても解決せえへん問題や。国民全体でもっと知恵を出し合わんと、世界で最も危険な軍事基地が半永久的に固定化されてまう。