E-BOMBERのアホアホブログ

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小沢の前に民主あり、民主の前に国民あり。

 民主党生方幸夫・副幹事長が辞表提出を拒否した挙句副幹事長職を解任された。これでますます「民主離れ」ちゅうか「小沢離れ」が加速するであろう。ブサイクな話ではある。


 世論調査とかでも、小沢は幹事長を辞任すべきとの声が高い。生方氏も、そうした状況に危機感を抱いての党執行部批判やったんやろうと推察する。ちゅうか、執行部批判が今の段階でいっこもあがらんようでは、国民は「ああ、やっぱし民主党には自浄能力があらへんのう」て見て取るやろう。ナンボ参院選は浮動票より固定票の割合が高うなる傾向があるちゅうても、無党派層ナメとったら負けやぞ。


 筆頭副幹事長の高嶋は、「党内で発言せずに外に向かって発言するのは卑怯」やと吐かしとるが、一人の国会議員が、おのれの考えを国民に向かって語りかけることのどこが悪い?小沢は党の財布と党内人事と公認権を総攬する絶対的な幹事長として君臨し、党内の副幹事長会議とかでこの男に少しでも批判がましいことを言おうものなら、即座に左遷なのである。今回の生方氏のクビチョンパがまさにそれを示しとる。議員が国民に直接語りかけることさえ否定し、党内民主主義さえ確立でけてへんこの党に「民主」の看板を掲げる資格はナイ。渡辺喜美みんなの党代表のアッケラカのカーの親父風に言うたら「小沢の前に民主あり、民主の前に国民あり」やろが。最高幹部を批判して党の役職を解かれる者が出る一方、秘書が3人も逮捕されたんがのうのうと党の最高責任者に居座っとるんを、世間はどない見るやろのう。


 ただ、一部の政治評論家が既に指摘しとるように、小沢かて自分が選挙責任者である幹事長で次の選挙に勝てんことはちゃんとわかっとって、「辞め時」を測っとる段階なんかもわからん。例のゼネコン疑惑が持ち上がって小沢が代表を降りた時点では、とてもとても民主が総選挙で地すべり的勝利を収めると予測でける状況とは違うかった。それが、村上ショージの決断力不足と自民に飽き飽きしとった国民に助けられた格好で、皆が「胆沢ダム」を忘れるんにエエ塩梅の時間が経過して、あの大勝となったんやな。


 普天間問題のタイムリミットである5月末に小沢が幹事長辞任して、七奉行からなる新執行部が出来るのか?ほしたら民主は「ウチは小沢を切りました。これまでの民主党とは違います」てアピールでけて、そないに票を減らさへんのと違うか、てソロバン勘定しとるんかも知れん。この場合、小沢は生方氏を切ったえげつない悪人のイメージを増幅さした方がより効果的やろう。ただの、小沢が幹事長降りるんはエエで。せやけど影響力を保持しにくい無役のヒラ代議士で納得するんやろか?こないだみたいに代表代行横滑りでお茶を濁そうちゅうたかて、国民は納得せえへん思うで。党最高顧問あたりで手ェ打つんけ?今は昔とちごて、角さんみたいに離党してリモコン握らしてもらえる状況やないやろからのう。