E-BOMBERのアホアホブログ

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将来の税収増につながる赤字国債増発ならやむなし

 2010年度一般会計予算は、原案通りでは過去最高額になってまい、このままでは赤字国債の大幅な積み増しが避けられん状況やと言う。


 政府は、03年に塩川正十郎財務相(当時)が「母屋で粥すすって、離れでスキヤキ喰うとる」言うてた特別会計への切り込みが必要と言うとるが、そんなんでけるモンやったらとうの昔にやっとったこっちゃろうし、これまで以上に省庁の抵抗がえげつななるやろう。ここまででけたら、政権交代が「ホンマモン」やったと評価でけんねんけどなあ。


 仮に特別会計の全体を一般会計に繰り入れることに成功したかて、いわゆる「埋蔵金」を一気に吐き出すんは危険やし、そないしたかて赤字国債発行額をゼロにすることはでけん。それでも、国会審議に付されない聖域を放置しといてエエ筈があらへんのんで、理想的にはこれを全て一般会計にしてしもて、予算審議の場ァとかに晒すことで、ムダを徹底的に絞り込むこっちゃ。


 ただな、またまた塩爺のセリフやけど、「ダム事業全部やめにしてみィ、大不況なるぞ」やと。産業構造の現状に鑑みて、それはたしかにその通りやろうが、供給過剰な土建屋にエエ顔して来て、構造転換をサボって来たんはおのれら自民党政権やろが、てツッコミの一つも入れたなるわい。ダムの弊害は、養分がダム湖に沈積してしもて、日本近海からウマい魚がおらんようなってしもただけでも十分過ぎるさかい、土建屋の治山・治水パワーは河川改修とかの別の方向に振り向ける必要がある。ほいで、これはどっちか言うたら税収増ちゅうよりも災害時の税収減を食い止める施策やろけど、公共・民間を問わず、建物とかの耐震補強工事にカネを使うねん。


 日本は少資源国やねんさかい、国民一人当たりの生産性を高めていかんと食いはぐれる。極端な話、大学・大学院まで学費をゼロにしたかてかめへん思うねんけど、わが国の高校・大学生の現状を見るにつけ、中・高等教育を受けるに値せん権も八もタダちゅうわけにはいかん。その代わり、努力したら貧乏人かて浮かばれる教育体制を構築したらんとあかん。学童保育を塾みたいにしたるのもエエやろし、問題集や学習参考書をロハで手ェに入れれるようにしたることも考えたらんとな。即効性はあらへんさかいやりたがらんやろけどな。


 年金・医療とかのセーフティネットを充実させる社会民主主義的な政策も、安心してゼニを使うてもらうために必要な施策やろうと思う。不況の一因に、ゼニ持ちの老人がゼニ使てくれんちゅうんがあんねんさかい、そないな景気対策をもっと急ぐことやで。「消えた年金」問題の全容を明らかにするにはえらい時間かかりそうやし、全容解明なんかでけんちゅう意見すらある。それやったらそんなんうっちゃっといて、国民誰もが最低月8万の年金貰える制度設計に着手するのんが先決なんと違うやろか。


 ほんでからな、民主は消費税増税から逃げとるけどな、先進諸国の中でも間接税比率が極端に低いわけやし、食料品やらを除けてでも10%以上にしやんとあかんのと違うけ?マニフェスト違反の誹りを受けることにはなるやろうがのう。


 でなかったら、この際、赤字国債増発もやむなしとハラをくくるこっちゃな。その代わり、その繰り出す政策は、将来の税収増を見込めるモンと違うかったらあかんけどな。