E-BOMBERのアホアホブログ

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核廃絶即世界平和か?

 日本でいこしてる電気の3割以上が原子力によるものである(←せやから電気はいこすモンちゃういうてるがな)からには、即座に(いわゆる平和利用を含めた広義の)核をなくすことなどできるはずがあらへん。しゃあけど、原発を稼動さしてればプルトニウム239なる核燃料が産出される一方で、高レベル核廃棄物ちゅう厄介な代物が出てきたりする。 高速増殖原型炉「もんじゅ」が臨界を迎えてから18年経つが、金属ナトリウム漏洩事故などたびたびトラブルを起こし、一度も目的であるはずの「プルトニウム増殖運転」をしてへんそうやないか。原発大国フランスかて、高速炉計画をとうの昔に凍結してんねんぞ。核の平和利用は既に限界を迎えておるんかもしらん。利権絡みのきな臭い話も伝わって来よるし、あんましエエイメージはない。


 わが国の旺盛な電力需要を満足さすために、核エネルギーを有効活用することは考えやんとあかんのはたしかなこっちゃけど、地球を放射能で汚されるんはかなん。原発も高速炉開発も月面とか宇宙ステーションとかでやってもらうとして、いこした(いや、起こした)電力を一旦マイクロ波(「電波の窓」と言われる周波数帯の電磁波)に変換して、地球のアンテナ(レクテナ)で電気エネルギーに戻して使うんがエエやろ。


 「平和利用」についてはそんでエエとしても、核兵器は難しなあ。「先制不使用」やなんて政治向きの話は軍部からしたらとんでもない話やろう。いや、別にホンマに先制攻撃したいやなんて単純な話違うで。抑止力ちゅうのんは、何時でもそれを行使でけるどちゅう態勢でおらんと減殺されてまうのは当たり前やろが。軍隊とか兵器ちゅうもんはの、戦争するためだけとちごて、戦争させやんためのモンでもあるねんぞ。それに、前にも言うたけど、核兵器は持ってるだけのうちが花で、つこたらお終いや。核攻撃をした国は、核攻撃を受けた国や第三国から核による報復攻撃を受ける危険がいや増すさかいにの。通常兵器でえげつない侵略をさらした国に対してかて、核攻撃のハードルは下がるやろう。通常兵器もあんねんから、核兵器を廃絶したかて、即世界が平和になるやなんて単純な話とは違う。反核平和運動家の無責任な所は、核廃絶の後の世界のロードマップを描いておらんこっちゃないやろか?核は核を使わせんためにあるとも言えるし、有力な国家がテロリストに渡るんを防ぐために強固に管理しやなあかんモンである。わしの使とった高校物理の教科書にかて、原爆・水爆の原理が書いたあってんさかい、臨界質量分Puのアイソトープがテロ組織の手に入ったら、携帯ミサイルに載して戦術核一丁上がりや。生産工学も原子核工学も「学問」であるからには、広く全世界の人民共有の財産であり、既に一部の学者・研究者による囲い込みがでける環境にはない。


 なもんで、核兵器原発は切り分けて考えなあかんが、原発が通常兵器で攻撃受けても、爆発力はともかく、放射能汚染に関してはヒロシマナガサキちゅうよりもスリーマイル・チェルノブイリの悪夢の再来や。JCOのズサンな核物質の管理で「チェレンコフ放射」が起こったこともまだ記憶に新しい。なるだけ早う、地球上で原発いごかさいでもエエようになることを切に願う。