E-BOMBERのアホアホブログ

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輿論とは逆の代表を選んだ民主党

 民主党の新代表に、鳩山由紀夫氏が選ばれた(わしの予想は見事に外れた)。テレビカメラ回っとる中で最終演説と投開票やったんは演出としてはまあエエやろが、ナンボ早いとこ新体制固めたいからいうて、早くとも日曜の夕方まで投開票を引っ張れんかったんは、戦術的に失敗やろう。代表選のマスコミ報道こそ、党のプロパガンダのまたとないチャンスやってんやろからなァ。相変わらずこういうとこが稚拙な党ではある。


 せやけどやっぱし気になるんは、民主党独特の「党内世論と一般世論の乖離」やろなあ。ほらまあ、議会制民主主義国家であろうと、時には、民意に反する政策を遂行しやんとあかん場面に出くわすことはあるやろう。ただな、町の声聞いとったら、鳩山氏よりも岡田氏を推す声が多かったんもまた事実やろう。せやさかい、今回の開票結果も伯仲したんやろうよ。


 仮に、次の総選挙で民主党が勝つと、このエイリアンが村上ショージの後継首班に選出されることになるわけやから、その場合、間接的に民意が反映された総理が選ばれることにはなるんやろが、究極的には大統領制ないしは首相公選制がエエ思ってる向きには、やっぱし納得行かんもんがあるやろなァ。


 「民主」は「衆愚」に落ちる危険があるんはわかるけど、それをコワがっとってはあかんと思う。何でやいうたら、民主主義が成長せんからや。


 民主主義は絶対のイデオロギーなんぞとはちごて、おのずと限界はある。せやけどな、それを支える有権者の意識いかんによっては、腐敗もすれば成熟もするモンやないかと思う。ほんで、おのれが選んだ代表が国を誤ったとき、主権者たる国民は、はじめて学ぶ機会を与えられる。


 国民は、小沢前代表に「古いタイプの保守政治家」の姿を見出し、その影がチラつく宇宙人よりも、謹厳実直なイメージのあるフランケンシュタインを推したんやろうと思う。しかるに民主党は、小沢氏の御蔭でバッジをつけられた多数の参院議員のパワーもあってか、鳩を選んだ。これは、国民が学ぶ機会を奪われたと解しても差し支えあるまいて。民意に反する代表を選ぶとは、「民主党」の名が泣こう。


 せやさかい民主党には、民意に反して選ばれたこの新しい代表に政権担当能力がちゃんと備わっておることを国民の前に示す義務が生じた。国会論戦等を通じて、一国の宰相たるに相応しい人物であるか否かを、しかと確かめさせて頂くとする。