E-BOMBERのアホアホブログ

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どないしたら景気ようなんのやろ(4)

 「定額給付金」に「政府紙幣」と景気対策について考えてきてんけど、今度は「無利子国債」いうデフレ対策のキーワードについて考えてみたい。


 これは要するに、世間に何十兆もある「タンス預金」で国債を買うてもうて、利子がつかん代わりに相続税を非課税にするいうモンらしい。成る程、これやったら相続税対策に買うた土地の価格変動に一喜一憂しやんでもええようになるわな。得はないけど損もないいうことか。国も国債費の上昇を避けれるし、将来の償還にはいわゆる「埋蔵金」を当てればええというのんもまあ頷けるモンがある。


 確かにこれは市中の貨幣流通量を増やす一定の効果はあるやろう。せやけど、量的緩和をしても大した景気刺激にならんかったことから考えても、まず量的緩和より少しばかりしか効果がある程度に止まんのがええとこと違うかなあ?ちゅうのんは、これは国債やさかい国家予算の足しになるんは間違いあらへんけど、例えば「定額給付金」みたいなブサイクな使われ方されたら死に金になるし、第一今の政府・与党にまともな使い方してくれるんを期待するのんがムリやろう。子供を安心して産めて、老後の心配をしやんでもええ施策をいつまで経ってもようせんわ、役人天国をいつまでも許しとるようでは、そない扱き下ろされてもしゃあないわい。それに、これが一番の問題やけど、富の再分配機能の一つである相続税収入が杜絶してまうことや。「ゼニ持ちは未来永劫ずっとゼニ持ち」は健全な経済の姿とは違う思うし、長期的には国税収入に悪影響が出るのんは、過去のフランスで実証されとる。わが国では戦後三度導入されそうなったみたいやけど、結局反対に遭うたりして断念しとる。


 もしか導入するんやったら、せいぜい二・三年の時限立法的な導入に止めて、景気が回復したら前倒しでやめやんと、埋蔵金も底ついてまうやろう。これは政府紙幣同様、カンフル剤ないしは止血剤的な施策やろな。ただ、量的緩和が庶民の生活にあんまし関係があらへんかった(わしにはそうとしか思えんかった)みたいに、無利子国債もその類違うんかなあいう気ィしてならん。量的緩和やるにしても、政府紙幣的に低所得世帯にデフレギャップ埋まる程度に配るぐらいのことしやんとあかんいうことちゃうけ?産業構造を歪める虞の大きい、企業への公的資金注入はあかん思うしやァ(供給過剰な、地方の土建屋とかに入れるんは絶対あかんやろ)。


 そこで日銀さんに向けてここでもホンネを一発。


「日銀券刷って、わしにくれーっ」