E-BOMBERのアホアホブログ

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ブルートレイン全廃を惜しんでみる(3)

 ブルートレインが全廃された主因である運賃と料金の問題が解決されたとして、最後にこれをどないやって皆に利用してもらえるように育てるかや。




 国鉄の55-10(1980年10月)ダイヤ改正で、合理化の名の下に選択肢をへずってしもた。あのへんを境に「A・B寝台、グリーン車・指定席・自由席連結」の夜行急行が完全にのうなってしもた。A寝台1万円、B寝台5千円、グリーン料金3千円・指定席券500円、自由席は急行料金だけいうあれよ。カプセルホテルが3千円で泊まれるご時世にあって寝台料金高すぎるで言うのんはともかく、なんしかようさん選択の幅持たしてくれたんは事実やろが。あれを今に当てはめたらどないなるかや。




 わしやったら、「北斗星」級のAロイヤル1室(これはまあ豪華に見せる「飾り」やな)・B個室を数室・座席個室一人用数室・二人用2室・四人用1室から成る「ロハネ」1号車・回転リクライニングシートの指定席「ハ」2号車、「サンライズ」ばりのカーペットカー指定席の「ハ」3号車、グリーン車半車と回転リクライニングシート指定席半車の「ロハ」4号車、名古屋・大阪圏「新快速電車」仕様で転換クロスシート2ドアデッキつき自由席の5-15号車の「ハ」編成で決まりやな。列車種別は急行(小田原から快速)で料金は500円、停車駅は東京始発・横浜・小田原・静岡・浜松・豊橋・名古屋・岐阜・米原・京都・大阪・三宮・姫路・岡山・倉敷・福山・松永・尾道・三原・白市・西条・広島・宮島口・岩国・柳井・徳山・新南陽防府新山口宇部・小野田・厚狭・小月・長府・新下関・幡生・下関いうたとこやな。西に行くと停車駅が増えるんは、末端区間で空いてくるさかい、地域の速達列車としての性格を合わせ持たしやんともったいないからやな。下関以西は交流区間で機関車付け替えが要るさかい、利用動向を見ながら熊本か長崎まで延ばす。これから時間だけはようさんある高齢者が増えるんで、それらの利用をあてにしたいわな。




 長距離鈍行乗ってて辛いんは、食い物買い忘れた時や。食堂車やビュフェはコストがかかるんで、なし。車内販売は駅弁が割に高いんで、不況やいうことを考えたらコンビニやな。いうても「コンビニカー」はコストの面であかん。停車駅のホームか「駅ナカ」にコンビニがあればよろし。停車時間を長い目に取ったったええねん。20分もあれば、立ち食いそばでも行けるやろ。これは東名高速バスにはマネでけんで(サービスエリア休憩はあるにしても数が少な過ぎやで)。しかも長距離バスも目的地近くの要所要所の駅前に寄るとはいえ、そっからまた切符買うて電車乗りなおしいうパターンが結構多いわな。これ損した気分なるでホンマ。


 これまで在来線長距離列車が廃止され続けとったんは、「鉄道なんて斜陽産業や。生き残るんは通勤電車と新幹線だけや」いう、あんまし確たる根拠もない決め付けが罷り通っておっただけのことで、政策の宜しきを得たらその優れた面を生かした商品に育つ可能性は十分ある思うで。(しまい)