E-BOMBERのアホアホブログ

アホなことであろうが何であろうが、わしは書きたいことを書く。ガンバレ○神タ○ガース!

AT車暴走死傷事故について思うこと

 26日の昼、74歳の男の運転する車が突然暴走して、2人が死亡、1人が負傷する事故が起こったという。

現行犯逮捕されたこの男は足が不自由で、暴走車が止まってもまだアクセルを踏み続けていたそうだ。


 「いいトシしてクルマなんか運転するからだ」「後期高齢者から免許を取り上げろ」なんちゅう乱暴な意見に与するつもりは毛頭あらへんけど、かっちゅうてこの状態を放置する訳にもいかんし、この事件から色んな方向に考えを巡らすんも無益と違うやろう。


 認知症の人から免許証を返してもうて、代わりに特典つきの運転経歴証明書を交付することについては多分異論はないやろう。せやけど、クルマなかったら買い物も通院もでけん人もそないせえとはよう言わん。ましてや過疎地住まいやったら‥‥‥(今回事故を起こした男は大阪環状線の内側に住んでいるので、電車・バスを利用しやすい環境だったと思われただけに残念だ。しかし、すべての駅にエレベータの類が整備されているとも限らないし、ノンステップバスの普及度合い、通院先や行きつけのスーパーなどの立地条件や男の認知・四肢の状態など詳細にわからない点が多々あるので、軽々に論断することはできないが)。このテの事故を防ぐために、定期的に講習を受けてもうたりすることも必要やろうとは思うけども、何や対症療法的な感じが拭えんのやわ。要するところ、お年寄りがクルマに頼らんでも安心して暮らせるようにすんのんが必要なんとちゃうかいうことや。


 高齢化は国全体の問題やろうけども、深刻なんは地方と決まっとる。「三ちゃん農家」と言われたんも今は昔。農家は嫁はんのキテがなかなかあらへんみたいで、余計深刻やと聞く。これはつまり、日本の個人農家による農業システムが、とうに限界を迎えとるいうこっちゃな。とは言うたものの、農業従事者をサラリーマン化しようにも、日本の箱庭的農業が諸外国の大規模農業に太刀打ちでけるとは思えんし。


 えーい、いっそのこと稲作従事者を中心に希望者を皆地方公務員にしたったらどないや?ほんで地域の環境を守る為に棚田とか休耕田を耕作してもらうねん。定年はなしや、70でも80でも働けるんやった働きなはれ。その分年金割り増しや。そないやってでけたコメは他県移出禁止にして地元民限定の大安売りや。コメどころの食費安いでー。なんと通販で新米10キロ500円以下や!年寄りも若いモンも地方に宿替えじゃ。ブランド米との棲み分けやけど、この「自治体米」は安もんけの品種に限定したったええんちゃうけ。バイオエタノール?あかんあかん。なんぼ多稔品種にしてもブラジル製品にコストで負ける。醗酵技術が上がればええ勝負でけるかわからんけど、県民飢えささんようするんが先や。わし的にはポン酒の値段が下がった嬉しさかい酒米はアリ。傾いた酒蔵も息吹き返すで(とんでもない保護政策やな)。余ったコメは古米になったら移出を解禁して、場合によっては諸外国に無償譲渡も考えられてええやろ。平和・安全外交の武器になるやもしれん。主力戦闘機の機種変更より安いで。せやけど、ミニマムアクセス米どないしょ。ま、義務と違うし入れやんでもええか。それに、勤労の義務を果たしたくともでけん国民の健康な生活をする権利を保障する為に、究極的には食糧の無料化を目指すべきなんちゃうけ?高級米はともかく、国民の主食に経済のルールを適用することに疑問あり、やな(こういうのんを二重基準いうんやろか)。農業立国は絶望的になるやろうけど、大都市にコメを買えん衆があふれて、ゴミ捨て場に残飯が積み上げられる現代型飢饉を現出さすよりかはええやろが。人は倉リン満ちてはじめて頭も技も磨けるねんで。経済的困窮型犯罪も減って別荘が空いて、法務行政コストが減るで。


 んでもって、コメ作りをリタイアしたら、地域の拠点都市の駅前とか病院近くとかに引越してきてもらうねん(居住権の問題あるさかい強制はでけんけどな)。青森市でこれによう似た取り組みをもう始めとるらしいわ。病院と介護施設とスーパーと住居を一体で計画したらなおのことええ。地方やったら地価も安いし、国が交付税交付金投入してでも作ったりィな。回診サービスとかやったったら病気の早期発見で医療費下げれるし、救急車や福祉車両やらの出動回数・所要台数も減って、長い目ェでみたら行政コストをへずれるやろ。引越し費用はもちろん家賃も税負担や。空きがあったら三大都市圏からでも転入OKや。郊外の空いた家屋には引き続きコメを作る人や、治山・治水・営林事業者とかに住んでもらうとしてやな。そないなゼニどこにあんねん言われても、過疎地に何十億もする誰も渡らん橋架けるよかマッシゃろ。